NRIセキュア、米国にセキュリティ技術検証のラボ開設　セキュリティサービス強化も

　今回NRIセキュアが開設したSOCは、グローバルレベルでセキュリティに関わる情報を調査し、知見を蓄積することを目的として「セキュリティリサーチラボ」機能を設置。最新のセキュリティ脅威動向の調査、世界各国のセキュリティ組織との連携による情報収集、米国内のセキュリティ製品パートナーと連携した最先端セキュリティ技術の検証を行う。

　検証をもとに最新のセキュリティ脅威の実態を把握し、セキュリティの脅威について収集・分析した情報と、それにより得られる知見を蓄積することで、同社のマネージドセキュリティサービスの向上を図るねらい。

　またSOC開設によって、北米支社が現在提供しているマネージドセキュリティサービスのメニューを拡充。北米および南米地域にあるビジネス拠点へのサービス提供が可能になったほか、「セキュリティリサーチラボ」で得られたスレットインテリジェンスを、セキュリティ機器のログ監視に活用するセキュリティログ監視サービス、顧客企業の情報システムを遠隔スキャンして、脆弱性を検出・管理するクラウドサービスを強化した。

　NRIセキュアは、SOCの開設とともに強化されるマネージドセキュリティサービス事業により、5年後に世界30カ国で年間100億円の売上げを見込んでいる。日本や北米に続く他の地域においても、SOCの開設準備を進めていくという。