今回流出したのは、1998年頃の採用応募者の可能性があるリストと1998年頃の社員用パスワード関連リストの大きく2つ。

　採用応募者の可能性があるリストは、採用活動に関する社内でのメールのやりとりの一部とみられる情報のリストで、1998年頃のものと推測されるという。採用応募者とおぼしき15名分のお名前などの情報を含んでいる。同様の情報に関しては5年の保管期間を過ぎたものはすべて削除処理を行っており、現時点でこれと同じ情報が社内に存在しないことを確認したという。また、社内外でのこのような内容のやりとりについては、2002年以降はシステム上で行う業務フローに変更しており、メールでのやりとりは原則として行っていないという。

　社員用パスワード関連とみられるリストについては、一定期間後に削除処理が行われており、現時点でこれと同じ情報が社内に存在しないことを確認したという。77名分の氏名とみられる英数字文字列を含むという。現在では、認証の方法や社員用パスワードの構造などもまったく異なっているため、このリストの情報を何かに悪用することは不可能としている。

　流出した掲示板の管理者に対しては削除要請を行い、現在は削除済み。個人情報事故に該当する可能性があるため、厚生労働省に対して第一報を行ったという。