- 2013/07/12 掲載
CTCとABB、大規模電力需要家向けに仮想発電所ソリューションを提供
cpmPlus Energy Managerは、エネルギー監視、予測、最適化を支援するパッケージソフトウェア。エネルギー効率向上、エネルギーコスト削減、売電収益向上のため、欧州・北米を中心に約100カ所の鉄鋼、紙・パルプ、化学などのプラント工場や公益事業などで使用されている。
cpmPlus Energy Managerの導入によるエネルギーコストの最適化により、エネルギーコストを最大5%削減し、予測から自動算出する売電計画の活用により、売電収益向上が期待できるという。
CTCでは、cpmPlus Energy Managerの日本国内における導入支援を行い、ABB社は技術支援を実施する。データを収集するための計測器の設置、ネットワークの設計・構築、データを分析、活用するためのITシステム全体の構築、保守サポートまでをワンストップで提供する。パッケージソフトの利点を活かしたシステム構成にしていることで、同様のシステムを独自開発する場合に比べて、構築期間を最大9割短縮できるという。

CTCは、工場の最適化生産プロセスを分析評価するソリューションを20年以上にわたり提供。また、風力・太陽光を中心とした新エネルギー分野においては、100件以上の事業開発や運営に関する支援を実施してきた。CTCでは、今回のサービス提供を契機に、化石燃料系の発電所電源、エネルギー関連ソリューションなどエネルギー事業全般へのトータル支援体制を整えていく考え。
今回のソリューションは、鉄鋼、紙・パルプ、化学系工場などの自社で発電した余剰電力の売電や活用を検討する電力の大規模需要家、特定規模電気事業者(以下、新電力)などに提供し、3年間で10億円の売上を目指す。
関連コンテンツ
PR
PR
PR