• 2013/07/08 掲載

物流システムのRFIDデータ分析を1/4のコストで実現、SQL Server SSD Appliance採用

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物流パレット(荷物を載せるための荷役台)などを手がける日本パレットレンタルは、同社の新しい物流ソリューションシステムの構築にあたって、RFIDで収集したビッグデータ活用を行うため、SQL Server SSD Applianceを採用した。
 日本パレットレンタルは、1971年の創業以来、物流パレットのレンタル事業などを手がける企業。

 今回、2002年よりASPで400の企業、2500拠点で提供してきた「Web物流機器在庫管理システム epal」の概念をベースに、RFIDでパレットなどの物流容器の動きを個別に識別・管理できる物流ソリューションシステムを新たに構築。

 物流データは自社の業務のパフォーマンスや市場動向を把握するために必要だった。また、これらのデータをもとにビッグデータの収集・分析・活用をより円滑に行うことができるデータベースの導入を検討。

 日本パレットレンタルでは、ライセンス料、保守料金を含めた5年間のトータルコストが他社製品の4分の1程度に収まることや、信頼性やパフォーマンスの高さなどを評価して、Microsoft SQL Server 2012を採用した。

 新しい物流ソリューションの稼働開始は2013年9月を予定しているが、フラッシュメモリ ストレージ(SSD)を利用したハイエンドサーバとSQL Server 2012を組み合わせた、SQL Server SSD Appliance を利用することで、パフォーマンスの高いシステムを短期間で構築できると期待しているという。

 日本パレットレンタル 情報システム部 情報システムグループ 情報システム1チーム 係長 黒岩 暁氏は、従来の総量管理システムでも年を追うごとにデータ量が増大、さらにRFIDでの個体管理となれば、データ量が爆発的に増えると指摘。製品選択については、「商用データベースの3製品を比較した結果、他にも高性能のものはあったが、価格がSQL Server 2012の3~4倍にもなります。性能、価格、実績、さらにサポート体制なども含めて最もバランスが良いのがSQL Server 2012でした」とのコメントを発表している。

 日本パレットでは、さらに2013年度中には保有するプラスチック製パレットの7割にタグが付けられるという。

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