この調査に対して、CA Technologiesのセキュリティ担当ジェネラル・マネージャ Mike Denning氏は、「クラウド・コンピューティングは、この10年間で最も衝撃的かつ有望なトレンドのひとつ」としつつも、「クラウド・セキュリティのベストプラクティスを実施していると回答した組織は、50%をわずかに上回る程度」という。
また、調査回答者の64%が、オンプレミスおよびクラウド・ベースの両方のアプリケーションをサポートするハイブリッド型のIAM(Identity and Access Management)の導入を望んでいた。
調査を担当したPonemon Instituteの会長兼創設者 Dr. Larry Ponemon氏は、「2010年の調査と比べて、期待していたほどの変化は見られませんでした。この最新の研究データをきっかけとして、企業や組織がクラウド・サービスへの取り組みを見直し、その結果、クラウド・サービスやアプリケーションの導入プロセスやセキュリティが改善されることを期待しています。」とコメントしている。