花王によれば、花王厚木ロジスティクスセンターは、2007年から始まった花王とカネボウ化粧品の統合による戦略的物流拠点再編の集大成と位置づているという。

　同センターでは、省電力、省資源、熱負荷抑制など、環境への負荷低減に取り組むことで、神奈川県の推進する「建築物温暖化対策計画書制度（CASBEEかながわ）」のAランクを取得した。「外装断熱」「遮熱舗装」「雨水の再利用」「節水機器」「LED照明」を導入し、太陽光発電設備設置も計画され、年間100トン以上のCO2削減（従来施設比）を目標とする。

　庫内入出荷やピッキング等を制御する物流システムのさらなる標準化を図るとともに、設備面では作業負荷軽減とシンプル化を実現する高生産性ピッキングシステムやケース自動倉庫など、最新の物流機器を導入する。

＜花王厚木ロジスティクスセンターの概要＞
●稼動予定 2013年10月
●住所 神奈川県愛甲郡愛川町中津字桜台4009-1（工業専用地域）
●延床面積 33,000m2（地上5階建て）
●配送エリア 全国、神奈川県および近郊
●CASBEEかながわ 評価結果 Aランク