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- 2012/03/01 掲載
バイドゥ 陳 海騰副社長:中国経済は崩壊しない、成功するには違いを理解することが必要
中国ビジネスの落とし穴とは
日本と似て非なる中国文化とビジネス
しかし、中国市場で成功している外資系企業もある。グローバル企業であれば、いまや5億人を超えるといわれるインターネット人口を持つ巨大市場を、好むと好まざるにかかわらず無視するわけにはいかないだろう。
では、外資系企業が中国市場に進出する場合、どのような点に注意すればいいのだろうか。すでに20年ほど日本でビジネスを続け、現在、百度中国公司 駐日首席代表、バイドゥ 代表取締役副社長 陳 海騰氏は、2月10日に開催された「HP TECHNOLOGY@WORK 東京2012(主催:日本HP)」で、次のように語った。
「日本と中国は同じアジアの国として、また同じ漢字を使う民族として共通点もありますが、実は文化も価値観も異なっています。まず、その違いを認識することが重要です。」(陳氏)
たとえば、「娘」という漢字は、日本では若い女性、もしくは自分の女の子供を指す言葉だが、中国では母親という意味になる。他にも「手紙」は中国ではトイレットペーパーのことになる。「愛人」は妻のことであるというのは聞いたことがあるかもしれない。このように同じ文字でも意味が異なる言葉も多い。
また、日本では「人間は死んだら仏様になる」という思想があるが、中国では「悪人は死んでも悪人である」という考え方が普通だ。この死生観の違いは靖国神社の問題に端的に現れている。さらに、日本は成熟した社会であり、結果よりプロセスを重視し、戦略も長期的なものが多い。反して中国は、まさに成長過程であり、プロセスより結果にこだわり、短期的な戦略が求められるし、得意でもある。
【次ページ】中国ビジネスの落とし穴
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