- 2011/09/26 掲載
北洋銀行、全職員約5000台を仮想デスクトップ環境に刷新
また行内に多種多様に存在する職員の利用端末を2種類の端末に集約し、従来比2割程度削減の約5,000台で業務を行う予定。シトリックスのCitrix XenDesktopにより、サーバデスクトップ共有型および仮想PC型のデスクトップ仮想化を実現する。
また、システム稼働環境におけるサーバについては、日立の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」を採用するとともに、Microsoft Windows Server 2008 Hyper-VやMicrosoft System Center製品群を活用した「Hyper-V Cloud」をベースとした仮想化技術を採用し、台数を3分の1に大幅削減する。これにより、導入コストは、サーバ仮想化技術を用いない従来の構築手法の4割程度になるという。
新システムでは、従来、端末側で1台1台実施していたソフトウェアの導入や更新を、サーバ側で一括管理できるなど、メンテナンス性も効率化する。
さらに端末の集約化やサーバ台数の削減により、従来の構築手法に比べて、年間消費電力量を3割程度におさえる。
そのほか、いつ誰が何を使用したかという操作記録に加え、画面キャプチャーをサーバ側で集中管理し、不正操作の監視を強化する。さらには、端末側にはデータを保持しないシンクライアント端末の採用により、取引状況や顧客情報を含む重要な業務データはセンター側で一括管理し、情報漏えいリスクを削減するほか、ウイルス対策などをサーバ側で一括実施し、行内のセキュリティ強化を実現する。
北洋銀行では、持続的な成長を可能とする新中期経営計画「変革の加速」を策定し、(1)お客さまに選ばれる銀行への「変革の加速」、(2)地域の成長をバックアップする「変革の加速」、(3)収益力強化に向けた「変革の加速」の3つを経営目標として掲げている。
今回の行内システム環境の刷新は、同社の新中期経営計画「変革の加速」を支える重要な施策の一つと位置付けているという。
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR