五反田電子商事は、iPad活用の店舗販促ソリューション「ミライタッチ for iPad」の一環として、店頭で商品在庫を確認できる仕組みをもったiPadアプリケーションを開発した。

　同アプリでは、これまで店頭で接客する際に使用していた商品写真帳のデータを活用し、iPad上で商品写真の閲覧や複数条件からの商品検索などができる機能を備える。その上で、各商品のSKU 在庫数を店舗別に表示させる機能を備えている。


　今まで多くの店舗では、店内で商品情報や在庫数の確認を行う場合、レジ付近もしくはバックヤードに設置されたパソコンを使用しており、接客の中で場所を移動したり、客を待たせてしまうケースが多々あったという。同アプリを接客の補助ツールとして活用することで、その場ですぐに情報を確認ができ、企業全体における販売機会ロスの低減や顧客満足度の向上を目指すことができるとしている。

　イタリアのレザーアイテムブランド「Valextra」を初の導入先とし、3月中旬より直営店舗で利用が開始される予定。ラグジュアリーブランドにおいて、店頭でiPadを活用した在庫確認システムを導入する事例は国内初となり、アプリの開発や店頭への導入サポート、運用は同社が担当するという。