- 2011/03/07 掲載
NEC、MSCの複合領域統合解析ソフト「MD Nastran Desktop」を提供 複雑化した製品設計の品質向上実現
現在のものづくりの現場では、複雑化した製品設計プロセスの中、製品の品質向上を目的に、多種多様な問題を考慮した設計が求められている。たとえば、構造、機構、振動、騒音、疲労、熱流体、電磁場、電子制御と、各種複合領域の問題が設計プロセス上で同時進行され、製品の品質を決定づけるために複雑に絡み合うトレードオフを短時間で考慮しなければならない。そのため、設計開発における、複合領域統合シミュレーションに対するニーズは近年非常に高くなっているという。
「MD Nastran Desktop」は、「MD Nastran」の持つ複合領域ソリューション能力を、専用プリ/ポストツール「SimXpert」と統合化し、低コストで活用できるようにしたシステムで、設計現場での複合領域シミュレーションのニーズに合わせて、必要な機能を構成して提供する。
MSCでは、「MD Nastran Desktop」を戦略的商品と位置づけており、官公庁市場およびHPC分野において強い販売力を持つNECとのパートナーシップを通じて、ビジネスの拡大を図る。
NECが提供する「CAEソリューションパック」は、「MD Nastran Desktop」と、同ソフトウェア用にチューニングしたHPCサーバやワークステーションをセットで提供するもの。OSや「MD Nastran Desktop」をプリインストールした状態で出荷するため、導入後すぐに利用開始することが可能だという。また、ハードウェアからMSCのソフトウェアのサポートまでを、NECが一貫して提供する。
「CAEソリューションパック」の販売価格は、198万円(税抜)から。3月末から出荷を開始する予定。
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