- 2010/12/16 掲載
サントリー、富士通のプライベートクラウドを導入する大規模プロジェクトを実施
サントリーでは、2009年のホールディングス化に伴い、グループ全体のシステム開発・運用をサントリービジネスエキスパートが担うようになっていた。同社では、グループ各社の新しい取り組みに柔軟かつ迅速に対応でき、高信頼でコストを抑えたICT基盤を検討していたという。
今回導入したプライベートクラウド基盤では、富士通のブレードサーバ「PRIMERGY BX900」上に、仮想化ソフトウェア「VMware」を搭載。そこに、既存環境で稼働しているWeb、アプリケーションなどのサーバを移行した。同プロジェクトは、サントリービジネスエキスパートの子会社でサントリーグループのITインフラ基盤を担うサンモアテックと共同で開始、12月16日に一部業務システムの運用を開始した。
同プロジェクトに伴い、プライベートクラウドへの移行対象となるサーバ台数が現行の約5分の1へと集約。コスト面、運用・品質面での向上が図られる見込みだという。
サントリービジネスエキスパートは、本基盤を活用して、各社の新規業務や業務拡張などに伴うシステム対応を迅速に行い、グループ各社の経営スピードの加速や競争力強化を支援していく。また、VMwareで本システムの利用状況を見える化するとともに、さらなるICTリソースの最適化を図っていくとしている。
富士通では、11月22日にプライベートクラウドのサービスメニューを体系化、5年で3,000億円の売り上げを見込んでいる。

関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR