- 2010/09/02 掲載
ブリヂストンが電子ペーパー事業に約10億円投資、磐田工場に製造ラインを新設

従来、東京工場内で電子ペーパーを生産してきたが、今後の生産は磐田工場に集約し、既存プラントは研究施設として活用していく予定。新設の製造ラインへの投資額は約10億円、生産能力はA3サイズ換算で、現状の5,000枚/月から15,000枚/月となるという。
スーパーマーケットなどで使用されている印刷物の棚札は、商品価格変動や商品入替の際は交換する必要があり、紙の使用量削減や交換工数削減といった課題がある。そのため、スーパーマーケットなど多店舗の棚札表示内容を瞬時に遠隔操作で一斉変更できる「電子棚札」が注目されている。
ブリヂストンは、2009年からこの電子棚札用電子ペーパーの事業を展開しており、これまでに日欧のスーパーマーケットなど小売流通業の200店舗以上で採用され、累計の納入数量は150万個に達している。
電子棚札以外にも、ペーパーレス化を目的とした工場や物流分野の作業指示票などへの採用も新たに決まっており、こうした積極的な需要が新規投資につながったとしている。
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