- 2009/03/03 掲載
2008年の国内サーバ市場は過去4年で最大の下げ幅に、第4四半期は前年比18.5%減
これによると、2008年の国内サーバ市場規模は5,952億円で、前年比7.0%減と過去4年で最大の下げ幅を記録した。「2008年の国内サーバー市場は、景気後退の影響が出た。特に、x86サーバでは、その影響が顕著に現れた(IDC Japan サーバ リサーチマネージャー都築裕之氏)」という。
一方、出荷台数は、前年から1.2%増えて60万4,000台だった。この点、都築氏は、1万円台と超低価格のx86サーバが台頭している点を指摘。「超低価格サーバが出荷台数を下支えし、出荷台数の減少幅を小さくしている」。
ベンダー別では、富士通が2年連続で売上高首位を獲得。RISCサーバーとIA64サーバーが好調だったという。前年4位のNECは、2位に浮上。メインフレームが好調で、出荷金額を増やしたのはNECだけだった。また、NECは出荷台数で1位だった。前年2位の日本IBMと3位の日本HPは、それぞれ3位と4位に後退。日本IBMは、RISCは好調だったものの、他のプロダクトが不調だったという。日本HPは、すべてのプロダクトの出荷金額が前年から減少した。
同時に発表した2008年第4四半期(10-12月)では同四半期の市場規模1,252億円で、前年同期の出荷実績を18.5%下回った。18%を超える大幅な減少は、2002年第4四半期以来6年ぶりだという。
図1. 国内サーバ市場の推移 |
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![]() Source: IDC Japan, 3/2009 |
図2. 2008年 国内サーバ市場ベンダーシェア【出荷金額】 |
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![]() Source: IDC Japan, 3/2009 |
図3. 2008年第4四半期 国内サーバ市場ベンダーシェア【出荷金額】 |
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![]() Source: IDC Japan, 3/2009 |
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