記事 セキュリティ総論 「PPAP」名付け親が語る、PPAPの根本的課題。日本企業を停滞させる三大悪習慣とは 2022/03/22 長年にわたって企業間で利用されてきた「PPAP」が姿を消そうとしている。PPAPは、メール添付でパスワード付きのzip暗号化ファイルを送信し、次のメールでパスワードを送る添付ファイルの送信手段だが、肝心のセキュリティ面で効果がないばかりか、逆にサイバー攻撃に悪用される危険性があることが指摘され、廃止の動きが高まっている。だが、PPAP総研代表社員の大泰司 章氏は、PPAPの真の問題点は日本企業のカルチャーそのものにあると語る。その真意とは?
記事 経営戦略 顧客接点を増やすだけでは売上は伸びない?購買金額1.3倍を実現した「データ活用」とは 2022/03/22 顧客体験価値(CX)を向上させる上で重要になるのが「顧客理解」だ。顧客の嗜好を的確に捉えたアプローチができれば、顧客にとって特別な体験を提供できる。そうした顧客体験を創出するには、顧客の行動データの分析・活用が鍵になるが、いまだ多くの企業では顧客データの収集・分析体制が部署ごとに分断されているなど、データを有効活用できる環境が整っているとは言えない状況がある。こうした課題を解決し、成果に結びつくマーケティングを実現する方法はあるのだろうか。
記事 業務効率化 業務改善プロが語るDX阻む「企業風土」、考えなしのツール導入は悪習慣を生むだけ? 2022/03/18 日本企業のDXが進まない原因は「デジタル」ではなく、高度経済成長期の「遺物」にあった。業務改革コンサルタントを行うリビカル代表の元山文菜氏は、「業務の在り方が遺物になっている」ことを示唆し、「BPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)」の必要性を説く。BPRによって、業務プロセス改革をどのように進めていくべきか。同氏は、改革の成功には、トップダウンとボトムアップの活動を両輪で回すことが必要だと強調する。
記事 業務効率化 アクトグループが約20の口座情報を一元管理し、業務時間を「1/3」に短縮した方法 2022/03/18 店舗運営や卸(おろし)を営む企業では、売掛金管理と迅速な入金確認、その後の物流が顧客満足度に大きく影響する。ところが多店舗を運営していると、そのぶん銀行口座が増えて経理処理は煩雑になってしまう。テニス用品を中心に企画から小売まで幅広く手がけるアクトグループは、グループ化による経営の効率化を図ろうとする中で、20ほどある口座をいかに効率的に管理できるかに悩んでいた。同社の経理・財務オペレーションの高速化と、資金管理の高度化に貢献した方法とは?
記事 ペーパーレス化 どうしても残る紙の書類、テレワークの足かせに……一気に電子化する方法はあるか? 2022/03/16 テレワークを実現するため、多くの企業でペーパーレス化が進んだ。しかし、それでも請求書やFAXによる注文受付、契約書など、紙の書類が残っている企業は多いだろう。しかし、それを放置すると業務のデジタル化は遅れ、紙の書類対応のためだけに出社を余儀なくされるケースも出てくる。残った紙を一気に電子化し、業務を自動化するにはどうすればよいのか。その具体的な方法を解説する。
記事 ワークスタイル・在宅勤務 オフィスとリモート、どちらも働きやすい“デジタルな職場”の作り方 2022/03/16 新型コロナウイルスの影響で社会は大きく変わった。企業での働き方も、リモートワークが強く推奨され、オフィス出社とのハイブリッドワークが常態となっている組織も多い。ハイブリッドワークで求められる、時間と場所、組織の壁を越えてコラボレーションできる“デジタルな職場”には何が必要になるのだろうか。
記事 その他 「顧客起点」のITインフラとは? 金融DXに必須のシステム基盤を解説 2022/03/15 金融サービスのDXを進めていく上で、克服しなければならない課題とは、硬直化・複雑化・巨大化しているレガシーシステムとどのように対峙するかだろう。既存のシステムを新たに置き換えるのは簡単な作業ではない。この分野で深い知見を持つ、バックベースジャパン 代表取締役社長のジェイソン・リー氏、みんなの銀行執行役員CIOの宮本 昌明氏、Finatext ホールディングス代表取締役CEOの林 良太氏、日本マイクロソフトエンタープライズサービス事業本部業務執行役員 藤井 達人氏、日経FinTech編集長の岡部 一詩氏(モデレーター)がシステム基盤の課題と金融サービスの今後の在り方について語った。
ホワイトペーパー ID・アクセス管理・認証 DMM.com 事例:検知率を約 50% 向上、不正対策システムをたった 2 週間で構築できたワケ 2022/03/14 総合エンタメサイトを運営するDMM.com では、より安心・安全にサービス提供を行うために、不正対策グループを設置しており、認証や決済などの重要機能に対し、その機能を悪用する行為を防止するシステムの開発・保守を行っていた。だが、不正アクセスの方法が巧妙化し、また、5 名という限られた人的リソースに負荷がかかっていた。そこで同社はクラウド セキュリティ ソリューションと連携した不正対策システムを、約 2 週間という短期間で構築。内製システムに比べ、不正アクセスの検知率を約 50% 向上したという。本書は、同社が選定したクラウド ソリューションや、構築した不正対策システムの一部について解説する。
記事 リーダーシップ セールスフォース創業者のスゴイ半生。「最強企業」に導いた数々の英断とは 2022/03/11 全世界で15万社以上の企業が導入しているクラウド型顧客管理ツール「Salesforce」を提供するセールスフォース・ドットコム。同社は、すぐれた製品だけでなく、米フォーブス誌が選ぶ「世界でもっとも革新的な企業」ランキングで4年連続1位に輝くなど、「働きがいのある会社」としても高く評価されています。創業者のマーク・ベニオフ氏は、なぜ一代でここまでの企業を築き上げることができたのでしょうか。同氏の半生をたどると、今のセールスフォースにつながる数々の英断がありました。
動画 経営戦略 日本のテレワーク効率を下げている二大原因とは? 生産性を上げるためにすべきこと 2022/03/10 2020年に日本で行われたテレワークに関する調査で「テレワークはオフィス勤務より生産性が低い」と回答した人は82%に達しており、日本人の多くは「テレワークは生産性が悪い」と感じていることが浮き彫りとなりました。対して米国の調査では、41.2%の人が「生産性が上がった」と回答しており、「生産性が下がった」と回答しているのはわずか15.3%にとどまっています。なぜ、日本人はテレワークで生産性が悪くなったと感じてしまうのでしょうか。350以上の企業・自治体・官公庁で、働き方改革、組織変革、マネジメント変革の支援してきた沢渡 あまね氏が、日本のテレワーク環境の問題について解説します。
記事 その他 東京電力が挑んだ「顧客体験向上」、“倍の効率”で満足度130%増を実現した方法とは 2022/03/09 ニューノーマル時代となり、企業とユーザーとのコミュニケーションのあり方が大きく変わってきた。顧客のニーズの多様化やチャネルの多様化など、コンタクトセンターやカスタマーサービスを取り巻く状況も変化してきている。ニューノーマル時代に求められるカスタマーエクスペリエンスとは、一体どのようなものなのか。最新のカスタマーエクスペリエンスの傾向と課題、カスタマーエクスペリエンスの向上の仕方などを東京電力の事例を交えながら解説する。
記事 その他 「最強のサステナブル企業」はアクセンチュア、投資家大注目の46社を一挙紹介 2022/03/09 独自の強みを持つ企業と競争するのは難しい。この強みと、ESG(環境・社会・ガバナンス)リスクに対して堅実なアクションがそろえば、長期投資にはとりわけ魅力的な企業となる。ESGは、従来の金融では明確に説明されてこなかった長期的リスクを注意深く監視するものである。今回は、米モーニングスターが調査を基に厳選した、ESGリスクが低く保有に最適な企業を解説する。
記事 データ連携・ETL・EDI 担当者の半数以上がストレス、データ分析“前”の業務はどうすれば効率化できる? 2022/03/09 デジタル変革に対する機運が高まる中、システムを構築して利用はしているものの、そのデータを活用しようとすると、課題にぶつかる企業は多い。たとえば、「必要なデータを探し出せない」「データを分析する前の準備に時間がかかる」といった課題だ。企業にとって最も大切なのは、分析したデータからもたらされる「ひらめき」だ。ひらめきへの近道となるデータの統合・整備の方法を探る。
記事 データセンター・ホスティングサービス 「サーバの消費電力」がAI・機械学習の足を引っ張る? 高性能ならではの苦しみとは 2022/03/08 いま多くの企業でAIや機械学習の活用が急速に拡大している。そしてAIや機械学習に欠かせないのがGPUを搭載した高性能サーバである。しかしこれらは従来のサーバよりもはるかに大きな電力を必要とするため、通常であれば数十台を収容できるラックであっても1台しかサーバを収容できないなど、スペースに無駄が生じてしまう。現在、AI・機械学習推進の妨げの1つとなっているこの「高性能サーバの消費電力問題」について、その背景と具体的な解決策について考えてみたい。
記事 製造業界 見込生産/受注生産/ATO/ETOの違いとは? 製造業の「生産方式」の種類を解説 2022/03/08 製造業にとって、商品をどれだけ生産するのか、どのタイミングで生産するのかといった計画は重要になります。適切な生産計画をたて、適切な生産形態を選ぶことができなければ、不要な在庫を抱えることなく、顧客に届けるまでのリードタイムの短縮にもつながります。生産形態の中には、先に生産しておく見込生産や、注文があってから生産する受注生産などがありますが、ここでは『全図解 メーカーの仕事』(ダイヤモンド社)の内容の一部から、「見込生産」「受注生産」「受注組立生産(Assemble to Order:ATO)」「受注設計生産(Engineer To Order:ETO)」の仕組みを解説します。
記事 データセンター・ホスティングサービス オンプレミスを活かしつつ、クラウドの良さを“つまみ食い”するDX基盤の構築術 2022/03/07 DXという旗印のもとクラウドシフトの必要性が叫ばれている。しかしながら、一般的なパブリッククラウドとオンプレミスIT基盤との間には、アーキテクチャを含め、数々の点で大きな隔たりがあるため、そう簡単に移行できないのが現実だ。クラウドサービスはハードルを越えてでも得るべきメリットがあるのは確かだが、そのために不必要なリスクを冒すべきではないだろう。オンプレミスIT基盤をクラウド化するにあたり、どのようなアプローチが求められるのだろうか。
記事 営業戦略 『セールス・イズ』著者が語る、成果に直結する「営業DX」の進め方 2022/03/04 コロナ禍を契機に、営業の在り方は対面から非対面へと変化すると同時にデジタル化が加速している。しかし、営業部門にデジタルツールを導入したものの、「定着しない」「効果が出ない」など悩む企業は多い。1100社、1万2000商品で実績を上げた営業メソッドを解説した書籍『セールス・イズ 科学的に「成果をコントロールする」営業術』の著者である、セレブリックス執行役員・セールスエバンジェリストの今井 晶也氏が、真に役立つ「営業DX」のアプローチを解説する。
記事 業務効率化 なぜバックオフィスDXは進まない?「1日10分の業務コスト」見える化で経営層を動かせ 2022/03/03 政府が新たに「デジタル田園都市国家構想」を打ち出すなど、官民一体となってのDXの取り組みを活発化する動きが盛んだ。しかし多くの中小企業ではDXはまだ思うように進んでいない。それはなぜか、いかにして企業のDXを進めていくべきなのか。事業構想大学院大学非常勤講師・IT経営ワークス代表取締役の本間卓哉氏が解説する。
記事 IT戦略・IT投資・DX 8割以上が「2年以内にオンプレ回帰予定」、無駄足なくすハイブリッド環境の作り方 2022/03/02 ビジネスを取り巻くさまざまな変化に対応するために、システムを刷新する企業が増えてきた。その一環としてパブリッククラウドを考えていても、コスト面だけに着目して移行すると、さまざまな課題に直面した結果、オンプレミスに回帰するケースも少なくない。そこで、オンプレミスとクラウドの「いいとこ取り」ができるハイブリッド環境への期待が高まっている。ここでは、インフラ刷新の障壁を越えてハイブリッド環境へと移行するヒントを紹介しよう。
記事 業務効率化 東洋アルミニウムが「前時代的」資金管理業務を改革したら、どんな効果があった? 2022/03/02 アルミニウム製品にて国内外で高いシェアを誇る東洋アルミニウムは、国内に8つの生産・研究開発拠点および6つの関係会社を抱えている。結果として全国各地に散らばる複数の金融機関との取引が発生し、そのやり取りや口座情報の管理に経理・財務部門の業務が逼迫していたという。こうした業務に関して、ウィズコロナ時代にあった柔軟な働き方にも対応するために、同社はどのような手段をとったのか。