記事 情報漏えい対策 note漏えい問題の本質は「IPアドレスは個人情報か?」ではない 2020/08/31 コンテンツ配信サービス「note」で、投稿者のIPアドレスが閲覧できる状態にあったというセキュリティインシデントが生じた。匿名掲示板「5ch」に同じIPアドレスで書き込みがあるかを突き合わせ、書き込み主を特定しようといった騒動も巻き起こっている。IPアドレスが問題になると、必ず起きるのは「IPアドレスで個人が特定できるのか」「IPアドレスは個人情報ではないのでは」といった議論だ。回答はイエス/ノーで済むほど簡単ではないが、誤解を生みやすいIPアドレスについて、あらためて正しい情報を整理してみよう。
記事 システム開発総論 iPaaSとは何か? 主要製品や事例を含めてわかりやすく解説、クラウド連携のポイント 2020/08/31 企業が情報システムをクラウドにシフトする動きが本格化してきた。特に、インフラをサービスとして提供するIaaS(Infrastructure as a Service)、ソフトウェアのSaaS(Software as a Service)、開発基盤などのPaaS(Platform as a Service)の3つは、クラウドの代表的な分類として知られている。ここに新たな選択肢として注目を集めているのが「iPaaS(Integration Platform as a Service:アイパース)」だ。iPaaSとはいったい何なのか、どんなメリットがあるのか。メルカリやアシックスらの導入事例などからひも解いていこう。
記事 モバイルセキュリティ・MDM テレワーク最大の懸念…“セキュリティ確保”がそう簡単ではない理由 2020/08/28 コロナ禍によってテレワークに対応する日本企業は急増したが、適正な労務管理やセキュリティの確保が間に合わなかった企業も少なくない。現在は緊急事態宣言も明け、「With/Afterコロナ」に向けて改めてテレワークの環境整備を考えなくてはならないフェーズだ。現在のテレワーク環境、特にセキュリティ面での問題点に焦点をあてて考えていこう。
記事 クラウド クラウドサービスで“バラバラ”になるデータ、連携させ「資産」にする方法とは 2020/08/28 企業システムでクラウドサービスの利用が広がる中、クラウド上で管理するデータも増加の一途をたどっている。それらは企業にとって貴重な資産でありながら、実のところその活用はいまだ十分に進んでいるとは言い難い。それぞれのサービスからデータを取り出し、集約する、いわゆるデータ連携に少なからぬ工数とコストがかかるためだ。そこで、SalesforceやSlackなどSaaS由来のデータ活用や、フローの構築、トラフィックの保護を可能にする方法を探る。
記事 IT戦略・IT投資・DX データの「モビリティ」が重要なマルチクラウド時代、データ保護&管理はどう変わる? 2020/08/28 企業や個人にとって、ますますクラウドがインフラとして必要不可欠な存在になっている。マルチクラウドといった、複数のクラウドサービスを利用するシーンも多くなってきた。そのような状況で、改めてデータの保護・管理が大きな課題としてクローズアップされている。環境を超えてデータが移動するマルチクラウド時代の新たなデータ保護・管理のカタチは、どのようなものになるのだろうか。
記事 その他 Plug and Play Japan 貴志 優紀氏に聞く、コロナ禍がフィンテック投資に与えた影響とは? 2020/08/28 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響は全世界に広がり、日本でも緊急事態宣言が発令され、多くの企業がリモートワークへ移行するなど対応に追われた。2020年8月現在では緊急事態宣言も解除され、経済も回り始めているが、依然としてオフラインで集まることはリスクと見なされている。この状況下で、フィンテック企業は来たるべきニューノーマル(新しい様式)の時代に向けて、どのような準備をすべきなのか。Plug and Play Japanのフィンテック、リテール ディレクターであり、Fintech協会の理事である貴志 優紀氏に話を聞いた(インタビュー実施日 6月27日)。
記事 その他 スマートコントラクトとは何か? その仕組みや事例、実装への課題を解説 2020/08/27 ブロックチェーンに関するビジネスの話題で「スマートコントラクト」という言葉が頻出している。本稿では、あらゆる企業のビジネスを変革しうるスマートコントラクトについて、その意味や現状、事例、実装、今後の展望などについて解説しよう。
記事 業務効率化 テレワークの“リバウンド”が発生中、「紙とハンコ」の壁を超える方法は? 2020/08/26 コロナ禍でテレワークに移行した企業は多いが、緊急事態宣言解除後に通常勤務へ戻す=リバウンド状態を迎える企業もある。その背景には紙や押印業務をはじめとしたアナログ業務の課題がある。では、「紙とハンコ」文化を廃し、承認フローやコミュニケーションを効率化する業務のデジタル化を、いかにスピーディに実現したらよいだろうか。ニューノーマル時代のデジタル化のポイントを探った。
記事 IT戦略・IT投資・DX 「ニューノーマル」で加速した“分散化”、ネットワーク基盤の再構築には何が必要か 2020/08/26 多くの企業においてテレワークの導入が進み、数々のSaaSを業務で利用することがますます増えてきた今日、企業システムのネットワーク基盤はもはやオフィスやデータセンターの範疇を超えて、多くの拠点がWAN回線で互いに結ばれた極めて広域に渡るものとなった。こうした環境変化を受け、ネットワーク基盤を効率的に運用する上で、もはや旧来のWAN技術は限界を迎えつつある。
記事 デザイン経営・ブランド・PR 元セブン&アイCIO鈴木康弘氏に聞くCX最適化、「コロナ禍」をチャンスに変える方法 2020/08/26 テクノロジーの進化によって、多くの業界で「デジタルシフト」が進んでいる。特に新型コロナウイルスの世界的な大流行により、新たな働き方、ビジネスのあり方を模索する動きが始まっている。中でも、顧客対応の最前線を担うCS(カスタマーサービス)部門やコンタクトセンターでは、さまざまなデジタルシフトに取り組んでいる。企業はこれからのCX(顧客体験)をいかに最適化していけばよいのだろうか。元セブン&アイHLDGS.取締役執行役員CIOとしてオムニチャネル戦略の指揮を執り、現在はデジタルシフトウェーブ 代表取締役であり、オムニチャネル協会 会長を務める鈴木 康弘氏に話を聞いた。
記事 災害対策(DR)・事業継続(BCP) データを「守るだけ」は不十分、非常時に慌てない“攻め”のデータ保護戦略 2020/08/24 今回のパンデミックを通じて、改めてBCP(事業継続計画)の重要性を痛感した企業は多いだろう。BCP対策を見直す上で重要となるのが「データ保護」だ。デジタル変革の機運とともにデータの価値が高まり、企業がデータを失うことのインパクトは従来と比べ物にならなくなった。いざという時、確実かつ迅速にデータ復旧を実現し、ビジネスを止めることのない仕組みづくりを整理する。
記事 データ戦略 パランティア(Palantir)とは?ピーター・ティール設立企業に富士通らも出資のワケ 2020/08/24 企業価値200億ドル(約2.1兆円)とも言われるデータ分析企業「パランティア・テクノロジーズ(Palantir Technologies)」。同社はペイパル創業者のピーター・ティールが設立したことでも知られている。一方で、米軍、国防総省、FBI、CIAといった機関を顧客に抱え、機密案件を扱ってきたため、公開されている情報はそれほど多くない。ここでは、SOMPOホールディングスや富士通も出資する、そのパランティアをひも解いていこう。
記事 クラウドストレージ・ファイル共有・ファイル転送 自社に合う「クラウドファイルサーバ」はどう選ぶ? リモートワーク特有の選定ポイントも 2020/08/24 これからの新しい働き方を考える上で、自宅などの離れた場所からメンバーが情報やドキュメントを共有しながらコラボレーションできる業務プラットフォームは欠かせない。そうした毎日の業務に必要なファイルの共有・管理の要となるのが、クラウドファイルサーバだ。ここでは、ニューノーマル時代のビジネスを支えるクラウドファイルサーバの役割と、具体的な選定ポイントについて紹介しよう。
記事 製造業界 【事例多数】製造業変革のカギ握る「データのプラットフォーム化」を成功させるには 2020/08/24 製造業を取り巻く状況は、かつてなく大きく変化している。新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックは言うまでもなく、米中貿易摩擦の激化に伴う地政学リスクの高まり、異常気象や自然災害など、不確実性は高まるばかりだ。そこで急務となっているのがデータを活用した製造業のデジタル変革だ。しかし、データを生かし切るにはいくつかの条件が必要であることを忘れてはならない。
記事 ストレージ ファイルサーバの「新常識」 利便性と管理性は両立できる 2020/08/21 デジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するにあたって“クラウドシフト”が加速している。ファイルストレージも例外ではない。とはいえ、単にファイルサーバをクラウドに移植しただけでは、速度面や機能面で「使い勝手の悪い」ファイルサーバになってしまうだろう。クラウドとオンプレミス双方の「いいとこ取り」ができるアプローチはないだろうか。
記事 AI・生成AI その業務は出社する価値があるか? アフターコロナ下で新たに生まれる「RPA活用術」 2020/08/19 新型コロナウイルスの感染拡大によって多くの企業が在宅勤務に移行しているが、一方で業務の都合上、どうしても出社しなければならないケースも増えている。しかし出社するからには、人でなければ行うことができない業務に注力するべきであり、単純作業に時間を取られては意味がない。リモートワークが求められている時代だからこそ、また人材不足が叫ばれる今だからこそ、自社の業務に自動化できる領域はないかを考え、またそれをどう実現するべきかを考える必要がある。
記事 経営戦略 マスクでも認識可能、「顔認証+温度検知」で“職場クラスター”を防げ 2020/08/19 新型コロナウイルス感染症はまだまだ予断を許さない状況にある。企業や不特定多数の人々が行きかうパブリック空間では、いかにウイルスを持ちこませないかが水際対策のポイントだ。恐れるべきは、体調不良者を見逃すことによるクラスターの発生である。この観点で今注目を集めているのが、入退室時における体温モニタリングだ。AI画像認識による高速かつ実用に堪える入退室チェックを実現し、同時に体温検知も行える最新ソリューション開発企業に話を聞いた。
記事 OS・サーバOS Windows 10とOfficeアプリ、更新プログラムの基礎知識を整理する 2020/08/18 マイクロソフトは同社の製品やサービスについて、不定期に名称やポリシー(方針)を変更してきました。「ユーザーからのフィードバックに基づいてよりシンプルに」という理由付けがなされることがありますが、これまでの変更は必ずしもそうではありません。だから繰り返し変更を続けているのだとも言えます。Windows 10およびOfficeアプリのサービスチャネルについて、最新状況を整理しましょう。
記事 OS・サーバOS Windows 10 May 2020 Updateへアップデートすべき? 年2回の大型アップデートの仕組み 2020/08/15 マイクロソフトによるとWindows 10の後継OSはしばらく登場せず、大型アップデートによって常に最新OSに保つという。これは2015年のWindows 10の発売以降、年に2回のペースで行われており、トータル9回も提供されている。そして、2020年5月27日にはその最新版である「Windows 10 May 2020 Update(May 2020 Update)」(バージョン2004)がリリースされた。数多くの新機能が追加されているが、現在はWindows Updateで自動適用されないのも特徴的だろう。ここでは何が強化されたのか、更新の仕組みとあわせて紹介しよう。
記事 ワークスタイル・在宅勤務 Slack社はコロナ禍でどう働いていたのか? CEOが「マラソン」と語った真意とは 2020/08/12 猛威を振るった新型コロナウイルスにより、多くの企業がリモートワークの導入に踏み切ることになった。それに伴い、コミュニケーションの形が大きく変容している。当初は否応なく始まったリモートワークだが、企業にとって「攻め」の施策となるよう活用することが重要になっている。ビジネス向けメッセージプラットフォーム「Slack」で知られるSlack社は、ニューノーマル時代に応じて実際にどう働き方を変えたのか? 事例を交えて、具体的な方法を解説しよう。
記事 セキュリティ総論 “アフターコロナ”にふさわしいテレワーク環境とは? 職位や職務から検討すべき理由 2020/08/11 「働き方改革」への対応のために一部で導入が進んでいたテレワークが、昨今の新型コロナウイルスの影響で急速に普及している。一方で、急いでテレワークに対応する環境を構築したためか、社内Web会議への部外者乱入などを含め、社内で働いていた時には考えにくいような事件も起きている。どのような環境なら、安全かつ快適に仕事ができるのか。必要な要素と、Web会議の際の対策、職位や職務ごとに対策したほうがいい理由などをまとめた。
記事 セキュリティ総論 人手不足だけではない現代情シスの苦悩、なぜ「自動化」がここまで不可欠になったのか 2020/08/11 デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、さらに今般の新型コロナウイルスの感染拡大を受けたリモートワークへの移行など、企業のネットワーク環境は今まで以上に複雑さと脆弱性が増しており、悪質化・巧妙化の一途をたどるサイバー攻撃に対するセキュリティを確保することが困難になっている。加えて、情報システム部門にはそもそも「恒常的な人手不足」という課題があった。本稿では現代の情報システム部門に山積した課題を整理した上で、その解決策を探っていく。
記事 クラウド IT運用管理のニューノーマル、2020年代「クラウドを使いこなす」3つの条件 2020/08/11 企業システムのクラウドシフトが進む中、IT部門の役割が大きく変化している。従来とコンセプトの違う製品やサービスも台頭してきており、最適な技術活用がビジネスの主要成功要因となりつつある。ITコンサルティングと調査を手掛け、IT運用管理に精通するアイ・ティ・アール(以下ITR)取締役を務める金谷 敏尊氏が、IT運用管理市場の最新動向とクラウド時代のIT運用管理のあるべき姿について解説する。
記事 セキュリティ総論 なぜサイバー攻撃は防げない? “ニューノーマル体制”で「インテリジェンス」を味方にする方法 2020/08/11 高度化・巧妙化する一方のサイバー攻撃の脅威から自社の情報資産を守るには、もはや攻撃を防御・検知するだけの対策では不十分だ。実際に攻撃を受ける前にあらかじめ先回りして、インターネット上でさまざまな情報を収集しておき、自社に起こり得るインシデントのリスクを想定した上で備えておく必要がある。そうした活動を体系的に行うのが、近年注目を集める「脅威インテリジェンス」だ。脅威インテリジェンスによって製造業のインシデントを防いだ方法なども解説する。
記事 その他 究極のフィンテックは“物々交換”?「なめらかさ」の行きつく先とは 2020/08/11 フィンテックを巡る動きは激しい。だからこそ、「フィンテックとは何か」「お金とは何か」といった基本的な問題に立ち返ることも重要だ。今回は、筆者が考える「フィンテック」の意味を紹介するとともに、フィンテックが進化することで、「お金」「資産」「フィンテック企業」がどう変わるのかを考えてみたい。
記事 政府・官公庁・学校教育 未来都市「スーパーシティ」への街づくり、どの企業が“担う”のか 2020/08/11 2020年5月27日、「国家戦略特別区域法の一部を改正する法律案」、いわゆる「スーパーシティ法案」が国会で成立した。同法案は、政府が推進する「スーパーシティ構想」を実現するためのものであり、国家戦略特別区域に関する法律の特例に関する措置を追加する。では、民間企業は「スーパーシティ構想」の実現に向けてどのような取り組みを実施しているのだろうか。
記事 セキュリティ総論 ホンダに続きトヨタの取引先も…国内で増すランサムウェアとEmotet「第二波」の脅威 2020/08/07 国内で「MAZE」や「Emotet」といったマルウェアの脅威が増している。SNSを見ていても、複数の専門家やリサーチャーがEmotetの検出を報告している。6月にはホンダが2度目の被害を受け、7月にはトヨタの取引先もランサムウェアの被害を公表している。他にもJPCERT/CCが「CyberNewsFlash」で、7月に入ってからのEmotetに関係する攻撃メールの観測増加を報告している。Emotetの第二波がきているのだろうか。
記事 AI・生成AI 「営業部門のDX」には何が必要? AIで“知見共有”を促す方法 2020/08/07 現在、情シス部門はもちろん、営業部門にも「DX」「ウィズコロナ」などさまざまな転換を迫られている。これらの転換とは何か、どのような環境を構築すれば実現可能なのか。そして、その環境下でどのような施策を打てば、事業を成長に導けるのか。テレワークを前提にするなど、次世代の営業体制に必要な「ナレッジ共有」のための仕組みづくりについてまとめた。
記事 その他 米金融史に残る快挙、「フィンテック企業の銀行免許取得」をどう見るか 2020/08/06 アジアでは香港やシンガポールで店舗のないデジタル銀行に対する免許の審査が話題になっているが、インターネット先進国米国では、これまで25年間のネット銀行の歴史で、連邦レベルの銀行免許を取得した例はなかった。しかし、ついにネオバンク/チャレンジャーバンクによる銀行免許取得が実現した。
記事 製造業界 DX意識調査、コロナ後にDXの「目的」「課題」「重要指標」はどう変わったのか 2020/08/06 2020年6月、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の支援、コンサルティングなどを行うINDUSTRIAL-Xは、「企業のDX実現に向けた課題とコロナ前後の意向に関する調査」の結果を発表しました。今回は、この調査で明らかになった、コロナ禍前後におけるDX推進の課題や新たに必要となる検討事項などについて、同社の代表取締役である八子 知礼氏に聞いた内容を交えて見ていきます。