「アプリのユーザー体験、どう設計してますか？」GANMA!、クラシル、patersに聞く
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アプリケーションを通して価値を提供するスタートアップ企業にとって、新規ユーザーの獲得と既存ユーザーの定着は重要なテーマだ。ただし、その施策はサービスごとに異なり、“唯一解”は存在しない。マンガ配信サービス「GANMA!（ガンマ）」のコミックスマート、レシピ動画サービス「クラシル」のdely、マッチングアプリ「paters（ペイターズ）」のpaters──3社のキーパーソンが、新規ユーザーの獲得やユーザー体験（CX）や顧客生涯価値（LTV）を向上させるために実践していることを明かした。
LTV最大化、目標はあのアプリ
──運営しているサービスと、ご自身の会社での立場をお教えください。コミックスマート 福西 祐樹氏（以下、福西氏）：「GANMA!（ガンマ）」というオリジナルマンガの配信サービスを運営しています。現在は、200作品以上のオリジナルマンガを掲載中です。2018年12月にアプリをリニューアルして、完結した作品を有料化して月額課金のサブスクリプションサービスも始めました。私自身は、マーケティングからプロダクト開発までメディア全般を管掌しています。
dely 栗原 聖氏（以下、栗原氏）：レシピ動画を配信する「クラシル」というサービスを運営しています。2019年6月にサービス開始から3周年を迎え、現在レシピ動画数は3.4万本を超えました。アプリのダウンロード数は2000万以上、インスタグラムやツイッターなどのSNSの合計フォロワー数は650万人以上のサービスに成長しました。マーケティング本部に所属しており、クラシルアプリの新規獲得プロモーションを担当しています。
paters 南園 秀人氏（以下、南園氏）：マッチングアプリの「paters（ペイターズ）」を運営しています。すでに多くのマッチングアプリがありますが、patersがほかのマッチングアプリと異なるのは、その会員構成にあり、通常男性が多く女性が少ないのですが、patersでは男性が少なく女性が多くなっています。私は、プロダクトマネージャーとして参画後、現在はサービスのMAUを増やすMAUチームのリーダを担当しています。登録会員のサービス内アクティビティを増加させるために、顧客行動の分析基盤の整備、プロダクト実装、接客施策などを行っています。
──LTV（Life Time Value：顧客生涯価値）を最大化するために取り組んでいることがあれば、お聞かせください。
福西氏：マネタイズの面で参考のひとつとしているのは 「Spotify」です。
この記事の続き ＞＞
・GANMA!とクラシルがSpotifyを参考にするワケ
・ユーザーの行動の違いをどう数値で表しているか
・休眠ユーザーを復活させるためのアプローチ
・データ分析の結果をどうコンテンツ作りに生かしているか
・GANMA!とクラシルがSpotifyを参考にするワケ
・ユーザーの行動の違いをどう数値で表しているか
・休眠ユーザーを復活させるためのアプローチ
・データ分析の結果をどうコンテンツ作りに生かしているか
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