- 2025/03/31 掲載
UBSグローバル、S&P500種の25年末目標を6400へ引き下げ
トランプ米政権の関税強化による経済への悪影響を見込んだためで、バークレイズやゴールドマン・サックス、RBCが目標株価を今月引き下げたのに続く動きとなった。
ただ、UBSグローバルは米国株が「魅力的」との見方は維持しており、目標は直近終値の5693.31より12%高い。今後の政策の明確化、持続的な経済成長、人工知能(AI)への投資が株価を押し上げると予想しており、成長が見込まれる情報技術(IT)が「最も魅力的だ」と指摘した。
同社のストラテジストは27日付の顧客向けのメモで「政策の不透明感は、今後数週間に経済指標や企業利益見通しをさらに弱くする可能性が高い。短期的には米国株式市場は不安定な動きが続く可能性がある」とコメントした。
トランプ政権は主要貿易相手国へ関税を振り回しており、直近では米国に輸入する自動車に25%の関税を課すと発表して、世界の金融市場を動揺させている。
S&P500種は3月に調整局面に陥ったこともあり、今年に入ってから4%超下落している。
PR
PR
PR