- 2025/03/27 掲載
米国株式市場=S&P・ナスダック急反落、自動車関税を警戒 テスラなど安い
米ホワイトハウスは26日、トランプ大統領が東部時間同日午後4時に記者会見を開き、自動車関税に関する発表を行う計画と明らかにした。
テスラは5.6%、ゼネラル・モーターズ(GM)は3.1%、それぞれ下落。市場では、関税の規模や貿易相手国の対抗措置、世界経済および企業への影響などを巡り不透明感が広がっている。
ハリス・ファイナンシャル・グループのマネジングパートナー、ジェイミー・コックス氏は「市場は関税を巡る不確実性を嫌う。自動車に関しては特にそうだ。自動車は関税による経済への悪影響の震源地だ」と述べた。
半導体大手エヌビディアは6%近く、ブロードコムも5%近く下落し、フィラデルフィア半導体指数は3.3%安となった。
S&P500の主要11業種のうち6業種が下落し、情報技術と通信サービスが2%超下げた。
米商務省が発表した2月の耐久財受注は0.9%増と、予想の1%減に反し増加した。企業が関税による価格上昇を想定して前倒し発注を行ったことが影響した。
バークレイズはS&P500の目標水準を6600から5900に下方修正した。同指数は年初来3%下落し、ナスダックは7%超下げている。
ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、トランプ大統領が打ち出す関税が米経済に与える影響は不透明とし、連邦準備理事会(FRB)は「状況が明確となるまで、当面現状を維持すべき」ことを意味していると述べた。
ディスカウントストア大手ダラー・ツリーは3.1%高。「ファミリー・ダラー」事業について、プライベートエクイティ(PE)投資家連合への約10億ドルでの売却に近づいていると明らかにした。
ゲーム販売のゲームストップは12%近く急伸。取締役会がビットコインを財務準備資産として組み込むことを全会一致で承認した。
S&P500では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.1対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は155億株。直近20営業日の平均は162億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 42454.79 -132.71 -0.31 42655 42821 42326
.85 .83 .67
前営業日終値 42587.50
ナスダック総合 17899.02 -372.84 -2.04 18217 18236 17837
.33 .55 .26
前営業日終値 18271.86
S&P総合500種 5712.20 -64.45 -1.12 5771. 5783. 5694.
66 62 41
前営業日終値 5776.65
ダウ輸送株20種 14891.98 +85.35 +0.58
ダウ公共株15種 999.60 +6.74 +0.68
フィラデルフィア半導体 4508.74 -152.59 -3.27
VIX指数 18.33 +1.18 +6.88
S&P一般消費財 1630.06 -27.60 -1.67
S&P素材 545.89 +0.98 +0.18
S&P工業 1131.43 -7.43 -0.65
S&P主要消費財 873.72 +12.27 +1.42
S&P金融 837.30 -2.04 -0.24
S&P不動産 261.30 +1.34 +0.51
S&Pエネルギー 717.38 +4.28 +0.60
S&Pヘルスケア 1688.60 -6.19 -0.37
S&P通信サービス 334.44 -6.95 -2.04
S&P情報技術 4149.92 -104.77 -2.46
S&P公益事業 393.74 +2.75 +0.70
NYSE出来高 10.40億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 37550 - 250 大阪比
シカゴ日経先物6月限 円建て 37460 - 340 大阪比
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