- 2025/03/17 掲載
米バークシャー、バフェット氏除き取締役は80歳で退任 指針変更
[14日 ロイター] - 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイは14日、バフェット氏を除く取締役は80歳で退任しなければならないとする指針変更を行ったため、取締役を長年務めてきたロナルド・オルソン氏(83)が退任すると発表した。
オルソン氏は法律事務所マンガー・トールズ&オルソンのパートナーで、1997年からバークシャーの取締役を務めている。
コーポレートガバナンス(企業統治)ガイドラインに年齢制限が新たに設けられたため、14人のメンバーで構成される取締役会を去ることになった。94歳のバフェット氏を除くその他取締役は全員が75歳以下となっている。
バフェット氏はバークシャーの議決権30.3%を支配しており、少なくとも5%を支配していれば対象から外れる措置が適用された。
また、5月3日に開催される株主総会の委任状説明書では、子会社の多様性と反差別の取り組みに関する3件を含む7件の株主提案について、バークシャー取締役会が否決を求めている。
株主提案には保守的な投資家による提案も含まれているが、取締役会はいずれも反対とし、「バークシャーのアプローチはシンプルで、法律に従い、正しいことをすることだ」と説明した。
バフェット氏の2024年の報酬は40万5111ドル。バフェット氏の後任として最高経営責任者(CEO)に就任する予定のグレッグ・アベル副会長(62)とアジット・ジェイン副会長(73)の報酬はそれぞれ100万ドル増の2100万ドルとなった。
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