- 2025/03/17 掲載
ユーロ圏の住宅市場は回復、価格は一段と上昇へ=ECB
インフレ急伸、エネルギーや金利の上昇などで2022年以降、住宅価格は低迷。しかしECBは、ピークから底まで1年半の下落率は3%で、5%近く下落した世界金融危機や債務危機の時よりも下落幅は小さいと指摘した。
「住宅価格の水準は高止まりしている。このため金融引き締め度の縮小にもかかわらず、住宅の値ごろ感に悪影響を及ぼしている」と指摘。「供給制限と需要ファンダメンタルズが引き続き健全な点を考慮すると、住宅価格の上昇は続く可能性がある。これは経済全体にとって健全な見通しではない」との見方を示した。
ECBはまた、ユーロ圏20カ国中12カ国の景気が下振れしているとし、過去は周縁国が中心だったが今回はドイツが主導しているとした。
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