- 2024/12/05 掲載
UAゼンセン、来春闘で6%の賃上げ要求へ 金額では過去最大
[東京 5日 ロイター] - 繊維や流通、外食などの労働組合でつくるUAゼンセンは5日、来春闘の正社員組合員の賃上げ要求方針を発表した。定期昇給を含め前年要求と同水準の平均賃上げ率6%を掲げるが、金額ベースでは2012年の結成以来最大の1万7000円を求める。
来年1月16日に開く中央委員会で機関決定を目指す。定期昇給を確保されていない組合員についても6%、1万7000円の賃上げ要求を掲げる。UAゼンセンによると、中小企業の約6割で定期昇給など賃金体系が維持されていない。
会見した永島智子会長は、中小企業と大企業間の格差是正を目指すと表明した。国内では物価上昇ペースに鈍化の兆しがみられるほか、海外経済にも減速感があるものの、「交渉環境が悪いからと言って、交渉力を弱めるということにはならない」と述べた。
今年の春闘では、ベースアップ(ベア)を含む正社員組合員の妥結総合計は約14500円(4.95%)となり、前年の10500円を大きく上回った。312組合で満額回答となった。
日本最大の産業別労組UAゼンセンには2166組合が参加し、組合員は約190万人。パートタイム組合員も多く参加していることで知られる。
労働組合の中央組織である連合によると、24年の春闘は、大手上場企業を中心に30数年ぶりの高水準となる5.1%の賃上げを確保した。ベアは賃金カーブ全体を押し上げ、持続的な所得や個人消費増加につながるため、物価と賃金上昇の好循環の実現を目指す政府・日銀も注目している。
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