- 2024/12/05 掲載
「ゼップバウンド」減量効果が「ウゴービ」上回る、初の比較臨床試験
[4日 ロイター] - 米製薬大手イーライリリーは4日、同社の肥満症治療薬「ゼップバウンド」を投与した患者は、デンマーク同業ノボノルディスクの「ウゴービ」を投与した患者と比べて47%多く体重が減少したとする大規模臨床試験の結果を発表した。
イーライリリーが資金を提供した試験には751人が参加。72週間後の体重減少率はゼップバウンドを投与した患者が平均20.2%、ウゴービを投与した患者は同13.7%だった。
被験者は肥満症ないし太り過ぎで、閉塞性睡眠時無呼吸や心臓病など関連する健康上の問題を抱えていた。糖尿病の人はいなかった。
両薬を比較したデータで、試験パラメーターが同じ場合、ゼップバウンドの方がウゴービよりも減量効果が高いことが初めて示された。
一方、ノボノルディスクはイーライリリーに対する有効性で再び優位に立つことを目指して開発中の新しい肥満症薬「カグリセマ」に期待を寄せている。現在、後期臨床試験が進められており、ノボノルディスクは25%の減量効果をもたらす可能性を示唆しており、試験結果は今月中に入手できる予定。
ノボノルディスクは、ウゴービは心臓発作や脳卒中のリスクを減少させることが示された唯一の肥満症薬だとも指摘している。
両社は保険適用の拡大に向け、ウゴービとゼップバウンドについて他の疾患の治療薬としての承認でも競っている。米当局は3月、ウゴービを心臓病の治療薬として承認。ゼップバウンドは閉塞性睡眠時無呼吸の治療薬としての使用が認められる見通しだ。
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