- 2024/05/17 掲載
英アングロ・アメリカン、英北部の肥料事業でパートナー模索
[ロンドン 16日 ロイター] - 英資源大手アングロ・アメリカンダンカン・ワンブラッド最高経営責任者(CEO)は16日、英北部ノースヨークシャー州で展開する肥料プロジェクトに出資するパートナーを約半年にわたり探していると明らかにした。
同社は14日、銅事業に集中し、収益性の低い石炭やニッケル、ダイヤモンド、プラチナなどの事業を売却するか切り離す大胆な合理化計画を発表した。オーストラリアの同業BHPによる買収提案を受け入れず、単独経営を維持していくための方針とみられる。
この計画の一環としてイングランド北東部のウッドスミス肥料プロジェクトの開発を遅らせ、生産開始を2027年に後ずれさせると発表した。
ワンブラッド氏はロイターに「われわれは半年以上、パートナーを探してる。パートナーに投資してもらうためには時間をかける必要がある」と述べ、「現在よりも大幅に債務が削減されれば、このプロジェクトを進めるのにより好ましい状態になる」と説明した。
同社の23年末時点の純負債額は106億ドルと、前年の69億ドルから拡大した。
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