- 会員限定
- 2021/02/22 掲載
YouTube自身が示す注力領域、開設企業の84%が顧客拡大、今後はどう活用すべき?
アップルやソニー、任天堂に学べ!
2021年、YouTubeが注力する分野とは?
YouTube活用でまず重要になるのは、YouTubeがプラットフォームとしてどのように変化するのか、大局的な視点を持つことだろう。2021年1月26日に発表された、YouTubeのスーザン・ウォジスキCEOによるレター「Our 2021 Priorities」で、YouTubeが今年注力する分野が明らかにされている。
過去3年間のYouTubeによるクリエイター、アーティスト、メディア企業への累計支払い額は300億ドル(約3兆1555億円)に達した。今後、YouTubeはこのクリエイターエコノミーをさらに拡大すると表明しているのだ。
現在、YouTubeクリエイターの主な収益源は、動画の視聴回数に連動した広告収益だが、ライブ配信の投げ銭機能「スーパーチャット」の利用促進、さらにはライブ配信時にステッカーを販売できる「スーパーステッカー」機能やメンバーシップ機能の普及を目指すという。
YouTubeが各国経済に与える影響とは?
ウォジスキCEOはレターの中で、調査会社オックスフォード・エコノミクスの分析に触れ、YouTubeのクリエイターエコノミーが国の経済全体に与える影響に言及している。これは、さまざまなビジネスプレイヤーにとっても無関心ではいられない状況を浮き彫りにしている。まずクリエイター/メディア企業の収益が増える(直接的影響)と、その収益をさらなるプロダクションに投資しようという意欲が生まれ、カメラや編集ソフトウェアなど関連サプライチェーンビジネスが拡大する(間接的影響)。
また、クリエイターとサプライチェーン企業の社員による消費が増え、飲食、観光、消費財などコンシューマ市場にもポジティブな影響を与える。
オックスフォード・エコノミクスは、米国だけでも、このクリエイターエコシステムによって、年間160億ドル(約1兆6,800億円)の経済効果が生まれ、34万5000人分のフルタイム雇用につながっていると推計している。
今後、クリエイターの増加によって競争は激しくなることが見込まれるが、チャンネル/コンテンツの多様化、高クオリティ化につながることになり、より多くの視聴者が「オールドメディア」からYouTubeにシフトすることも考えられるだろう。
【次ページ】YouTubeが個客ベースの拡大に寄与した企業は84%
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!
投稿したコメントを
削除しますか?
あなたの投稿コメント編集
通報
報告が完了しました
必要な会員情報が不足しています。
必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。
-
記事閲覧数の制限なし
-
[お気に入り]ボタンでの記事取り置き
-
タグフォロー
-
おすすめコンテンツの表示
詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!
「」さんのブロックを解除しますか?
ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。
ブロック
さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。
さんをブロックしますか?
ブロック
ブロックが完了しました
ブロック解除
ブロック解除が完了しました