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  • 2021/01/07 掲載

商品PRのYouTube動画は、「4カテゴリ、8つの内容」で発想せよ

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マーケティングのために動画に着目しYouTubeチャンネルを開設したはいいものの、それは売上につながっているでしょうか?自社商品・サービスの魅力を前面に打ち出したものはまったく視聴されず、見られている動画は商品とは関連の薄い動画ばかり……なんてことにはなっていませんか?多数の大手企業公式YouTubeチャンネルを手掛け、視聴回数を大幅に改善させてきた動画屋 代表取締役 木村 健人氏が、結果につながる動画の企画法を紹介します。
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商品をもとに、ユーザーニーズを分類すると4カテゴリに分けられる。この4カテゴリにはさらにそれぞれ2つ、計8つの切り口がある(詳細は2ページ目にて説明)



この記事のポイント
1.「商品」をベースに切り口を考える
  1. 商品のユーザー層によって、動画に求められる情報は違う。
  2. 女性向けバッグなどユーザーが明確な商品は、購入を検討しているユーザーが多く、映像を見せるのが効果的。
  3. ユーザーが幅広く想定できる商品は、知識解説などユーザーの判断を補助する内容の動画が効果的。

2.商品を訴えるときは「4カテゴリ・8つの内容」で発想する
  1. 商品に関する動画は、「商品概要」「機能説明」「利用シーン」「使い方解説」の4つのカテゴリから分類できる。
  2. ユーザーは自分の興味があるシーンのみを見たいので、興味に沿って動画を細分化するのが効果的。
  3. 商品の動画を4カテゴリに沿って、4本の動画に分け、それらを1セットにすると、YouTube集客上有利になる。

1.「商品」をベースに切り口を考える

◆商品によってターゲットの範囲が異なる
 扱っている商材によっては、「対象視聴者」や「ターゲット」と言われても、ぼんやりしている場合が多いでしょう。「女性向けバッグ」が対象であれば、ターゲット層は女性であることは明確ですが、「不動産」や「家電」、「Webサービス」などの商材、あるいは「確定申告」「法務」など、ターゲットの範囲が広い商品・テーマの場合はどのように対象を想定したらいいのでしょうか。

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商材によって、ターゲットの範囲は変わる

◆ユーザー層によって視聴動機は変わる
 注意すべきことは、商材によって彼らが動画を視聴する動機も、当然異なってくるということです。たとえば、ユーザー層が明確な女性向けバッグの動画の視聴者は、どの商品を買うか迷っている、サイズやデザインを見たい、その購入の決め手となる商品の特徴を知りたい、といった動機が考えられるでしょう。

 一方でユーザー層が幅広い、家電やWebサービス、教育コンテンツやコンサルティングサービスの場合は、さまざまな動機が考えられます。

 家電であれば類似商品が多くあるため、何を基準に選べばいいかが分からないのかもしれません。教育コンテンツやコンサルティングの場合は、ユーザーは疑問や不安をその場で解決するために動画を見たのかもしれません。あるいは単に学びたい、知識を得たい、というスキルアップ需要かもしれません。

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ユーザー層が幅広いと、視聴動機の幅も広がる

◆ユーザーの視聴動機に合わせたコンテンツ
 ユーザー層が明確な商材では、ユーザーは「商品の映像を見たい」と考えている可能性が高いです。見せ方にもいくつかの方法があります。

 女性向けバッグならば、身につけた「雰囲気」を伝えるだけでなく、ほかにも「コーディネート」を提案する案もあります。「商品解説」をしてウリや特徴を解説するのも効果的なプロモーションになるでしょう。

 ユーザー層が定めづらい商品は、主に「知識を得ること」が視聴動機となっている可能性が高いです。不動産を例にとれば、まずユーザーにとって身近なのは「賃貸や部屋の選び方」といった内容が考えられます。賃貸と関連する動画の場合は、「内見動画」や「ルームツアー」といった切り口が、YouTube上に多く公開されています。

 不動産にはほかにも「不動産投資」がテーマとして考えられます。不動産投資の解説を専門とするチャンネルもYouTube上にあり、多くの視聴回数を獲得しています。このような動画を視聴するユーザーは「不動産投資に関する知識を得ること」が視聴動機であると考えられます。

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ユーザー層が定めづらい商品は、「知識を得ること」が視聴動機となっている可能性が高い

【Point】
  1. 商品のユーザー層によって、動画に求められる情報は違う。
  2. 女性向けバッグなどユーザーが明確な商品は、購入を検討しているユーザーが多く、映像を見せるのが効果的。
  3. ユーザーが幅広く想定できる商品は、知識解説などユーザーの判断を補助する内容の動画が効果的。

【次ページ】商品を訴えるときは「4カテゴリ・8つの内容」で発想する
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