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- 2020/03/20 掲載
Excelの操作ミスを防ぐ、「使ってはいけない」2つの機能とは?
連載:今日から使えるExcel最強活用術
「非表示」機能は使ってはいけない
Excelでは、特定の行全体や列全体を選択して右クリック→[非表示]を選択すると、対象のセル(行や列)が非表示になります。また、シート見出しを右クリック→[非表示]を選択すると、対象のシートが非表示になります。しかし、この非表示機能は絶対に使ってはいけません。非表示機能を使ってはいけない最大の理由は、非表示の行や列、または非表示のシートがあると、資料全体でどのような計算が行われているのかがわかりづらくなるためです。その結果、表示されている数値が正しいのか、または間違っているのかが判断しづらくなりますし、ミスを見落とす可能性も高くなります。他にも、取引先に送ってはいけないデータの存在に気づかずに送信してしまう、なんていうミスが起こる原因にもなりかねません。
非表示機能は一見するととても便利な機能のように見えますが、上記のように、多くのデメリット(しかも致命的なデメリット)があるので、極力使わないようにしてください。特にシートの非表示は、非表示にした人以外がその存在に気づくのが困難であるため、使用厳禁です。
[グループ化]機能が便利
どうしても一部の行や列を隠したい場合は、[グループ化]機能を利用します。グループ化では、シートの左/上にグループ化部分の表示/非表示を切り替えるためのボタンが表示されるため、「省略表示していること」が明確ですし、詳細の表示/非表示の切り替えも簡単です。グループ化するには、次の手順を実行します。グループ化の階層は3段階まで
【次ページ】セルの結合は極力使用しない
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