Windows 10 May 2019 Update(19H1)から、刷新された新しい半期チャネル(SAC)が始まりました。Insider Previewで秋にリリース予定の次期バージョン(19H2)であるPreviewビルドのテストが開始されます。これに合わせて、今後のリリースに関する重要な変更に関しても発表がありました。今回は新たなSACのもと、企業が長期安定運用のために「ターゲットにすべきリリース」について考えます。
Windows 10は「半期チャネル(Semi-Annual Channel、SAC)」のリリースサイクルで、年に2回、新バージョンがリリースされます。SACが現在の形になるまで、たびたび変更が行われてきました。最近のSACのサポートポリシーやリリースサイクルの変更点については、この連載の以下の回で説明しました。
Windows 10は、春(3月頃)と秋(9月頃)に新バージョンのビルドが完成し、その後、Windows InsiderのRelease Previewリングでのテストを経て、一般提供されます。各バージョンは原則として18カ月、品質更新サポートが提供されます。秋のリリースについては、EnterpriseおよびEducationエディションに限り、30カ月のサポートが提供されます。