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- 2016/01/14 掲載
広告アイデアソンレポート 広告課題解決のカギは異分野交流にあり
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私たちにとって広告とは何か
まず上林氏から、このアイデアソンの開催趣旨について話があった。テレビ全盛の、テレビの前に猫がいても視聴率にカウントされるというような牧歌的な時代からインターネットの時代になり、検索連動型広告の導入によりユーザー起点で広告を考えるという大転換があった。最近ではさらに、iOSに広告ブロック機能が搭載されたり、米国YouTubeでは月額9ドルで広告無しで動画が楽しめるサービスが登場するなど、「私たちにとって広告とは何か」という問いをつきつけられている状況だ。
情報メディア研究科では、今後、クリエイティビティに工学的なアドテクノロジーが絡む、新しい融合領域に向けた人材育成を考えているというが、まずは新たな議論の場、コミュニティーを作っていくことが目標だ。
その後、広告、デジタルサイネージ、ゲーミフィケーション、メディアなどの専門家によるポジショントークに続き、アイデアソンが始まった。最終的なアウトプットはアイデアで、プロトタイプを作ることではないのでより自由な発想が期待できる。
【次ページ】自由な発想が広がるアイデアソン
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