- 会員限定
- 2015/12/09 掲載
ソーシャルコマースとは何か? 消費行動とFacebook、Instagram、Pinterestの関係性
ソーシャルメディア+Eコマース=ソーシャルコマース
ソーシャルコマースとは、「ソーシャルメディアとEコマースを組み合わせて販売促進を行う手法」です。ソーシャルメディアのユーザーは、興味・関心に応じてユーザー同士がつながりを持ったり、「いいね!」やコメントを残したりしますね。これらの行動はログとして記録されることで、ソーシャルメディア運営者は利用者の嗜好を推測しやすくなりました。つまり、ソーシャルメディアは既存のメディアよりも高い精度で嗜好を推測し、消費者のニーズにより合致した広告が提示することができるのです。利用者にとっては、自分の興味と無関係な広告が表示されにくくなる点がメリットです。これにより、広告主にとっては出稿した広告のクリック回数が多くなり、高い利益が得られる期待が高まり、収益が向上するというわけです。
ソーシャルコマースの主な収益源は広告と販売手数料です。インスタグラムは商品を持つブランドや小売店に広告枠を提供し、その広告がクリックされたり、商品が購入されたりした場合に、成果の一部を徴収します。広告や販売手数料で収益を上げるため、消費者側は無料で画像共有サービスを楽しめるのです。また、商品を提供するブランド側から見ると、利用者は商品の画像を投稿したり、コメントしたりするため、広告塔として商品の情報を共有・拡散してくれる頼もしい存在ということになります。
インスタグラムが購入ボタンを導入
インスタグラムは、多くの若者が使っているソーシャルメディアの代表格になりました。流行に敏感な女性や若者から人気を集め、日本でも普及が進んでいます。美しい画像や動画の共有に最適化されたソーシャルメディアであるため“おしゃれ”な雰囲気が人気の秘訣です。これまでは“おしゃれ”な雰囲気を優先するために企業広告に控えめだったインスタグラムも、いよいよソーシャルコマースに乗り出しました。2015年9月、「商品購入ボタン」の設置や短期間に集中的に広告を露出できる仕組みなどを新たに導入したのです。これにより、商品広告に設置された「購入ボタン」をクリックすると、ユーザーは直接購買ページに移動し、すぐに商品を手に入れられることになります。
また、アプリやWebサービスの広告の場合は、インスタグラムからアプリのインストールやアカウントの登録が可能です。ファッションやアパレル業界など“見た目”で差別化を図る業界にとっては、画像や動画を使って需要を喚起するインスタグラムの機能拡張により、大きなチャンスが広がってきました。
買い物は社会的な活動です。流行に左右される要素が大きく、有名人が身に付ける洋服やアクセサリーは急激に売り上げが伸びるケースがあります。友人が買ったものや勧めているものは信頼できると感じられる一方で、知り合いと全く同じ商品は買いたくないという思いもあるかもしれません。消費者の購買活動を考える上でも、“人とのつながり”は欠かせない要素なのです。ソーシャルメディアでは、人同士のつながりや、人と企業のつながりを活用して販売促進活動を行います。ソーシャルメディアとインターネット上での購買活動、つまりEコマースは相性が良いことは言うまでもありません。
【次ページ】ソーシャルコマースは儲かるのか
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!
投稿したコメントを
削除しますか?
あなたの投稿コメント編集
通報
報告が完了しました
必要な会員情報が不足しています。
必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。
-
記事閲覧数の制限なし
-
[お気に入り]ボタンでの記事取り置き
-
タグフォロー
-
おすすめコンテンツの表示
詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!
「」さんのブロックを解除しますか?
ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。
ブロック
さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。
さんをブロックしますか?
ブロック
ブロックが完了しました
ブロック解除
ブロック解除が完了しました