- 2025/04/17 掲載
ECB、6会合連続利下げ 預金金利2.25%に
ECBは声明も調整、金融政策の「実質的な制約度が低下」との文言を外し、代わりに現在のところ成長を圧迫する可能性がある複数の要因を指摘した。
「不確実性の高まりは家計や企業の信頼感を低下させる可能性が高く、貿易面での緊張に対する市場の否定的でボラタイルな反応は資金調達状況に引き締め効果をもたらす可能性が高い」と声明で表明。「これらの要因はユーロ圏の経済見通しをさらに悪化させる可能性がある」とした。
ECBはこれまで金利の中立水準を1.75ー2.25%としてきており金利はこの上限に達したが、政策当局は概念的には重要だが政策決定には重要ではないとしている。
声明ではまた、ディスインフレのプロセスは順調に進んでいるとのガイダンスを維持した。
金融市場はECBが年内に少なくともあと2回の利下げを実施すると予想、3回実施するとの見方もある。しかしECBは今後の動きについて示唆を与えず、次回の決定はデータの進展次第で、会合ごとに決定するとの姿勢を堅持した。
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