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- 2015/12/16 掲載
ZMP 技術開発部長 三原寛司氏「自動運転技術は、巨大なIoTシステムとつながって動く」
同社は、二足歩行ロボットから、ミュージックロボット、自動運転ロボットのソリューションへと事業を展開。自動運転の分野では、当初は実験用ミニチュアモデルを開発していたが、自動運転を研究するための車両プラットフォームの販売にも着手。さらに最近ではドローンやAGV(無人搬送車)まで手を広げている。こういった製品の設計・開発に、PTCの次世代設計ソリューション「Creo」を採用してているそうだ。
またドローンについては、同社とソニーがジョイントベンチャー、エアロセンスを設立した。滑走路がいらない「VTOL型」(Vertical Take-Off and Landing)の飛翔体を開発。これは、まず最初にヘリコプターのように垂直に離陸し、ある高度まで上昇するとプロペラの角度を変えて飛行モードに入る飛翔体だ。
三原氏は「このような構造にしている理由は、通常のドローンでは遠い距離まで飛んで行けないからだ。この飛翔体は航続距離も長く、かつ垂直に離陸できる。我々は開発した飛翔体を販売するのではなく、測量ビジネスを展開しようと考えている」と開発の狙いについて説明した。
たとえば30メートルの上空から、この無人飛翔体を自律移動させ、工事現場などを空撮することで、3次元データを取得できる。それを鉱山や採石場などでの土量の計測や、港湾の監視などに利用するというわけだ。
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