- 2015/09/29 掲載
仮想化環境向けストレージ市場、16.7%増の798億円 SDSなどで選択肢多様化

2014年の国内x86仮想化環境向けの売上額は、外付型は外付型ディスクストレージシステム売上額全体の29.5%、内蔵型は内蔵型ディスクストレージシステム売上額全体の41.8%を占めた。
2019年の国内x86仮想化環境向けディスクストレージシステム市場は、1,215億100万円に達すると予測。そのうち、外付型は883億5,000万円、内蔵型は331億5,100万円と予測した。
2019年の国内x86仮想化環境向けの売上額は、外付型は外付型ディスクストレージシステム売上額全体の44.0%、内蔵型は内蔵型ディスクストレージシステム売上額全体の54.2%まで、構成比が高まると予測した。
サーバ仮想化のさらなる普及と拡大、VDI(Virtual Desktop Infrastructure)の導入率の上昇により、国内x86仮想化環境向けディスクストレージシステム市場は今後も高い成長が期待されるとIDC Japanは指摘している。
仮想化環境向けストレージでは、ストレージI/O性能向上のためフラッシュストレージ利用がより一般化していくといい、仮想化環境向けでは、汎用ストレージだけではなく、仮想化環境専用アプライアンスやSoftware-Defined Storageなど、導入形態の選択肢が多様化することが予測されるという。
IDC Japan ストレージシステムズ シニアマーケットアナリストの高松 亜由智氏は「今後はフラッシュによる性能向上に加え、容量最適化の実現、データ保護の強化、管理の容易化など、顧客の仮想化環境でのストレージ管理課題のソリューションとなり得る機能の提供が、仮想化環境向けストレージの選択において重視されるようになる」と分析している。
今回の発表はIDCが発行したレポート「国内x86仮想化環境向けディスクストレージシステム市場 2014年の実績と2015年~2019年の予測」(J15480107)にその詳細が報告されている。
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