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- 2015/06/17 掲載
頭が切れる&すぐキレるモンスター社員には「ずるい」対応を
ずるいマネジメント
部下をお持ちの方、こんな状況になってはいないでしょうか?
だとしたら、今すぐ「いい人上司」をやめましょう!
実は、いい人だから、うまくいかない理由もあるのです。「なぜか?」って? それは例えば、次のようなことからです。
「何度言っても動いてくれない部下」、いますよね~。こちらは誠心誠意説明しているつもりでも、部下は、こんなふうに思っているかもしれません。
部下A「うざったいな。やり方くらい自分で考えるよ」
部下B「また、言われてしまった。どうしよう、どうしよう、どうしよう……」
どちらの部下も、結局思った通りには動いてくれないのです。上司としては、頑張ったつもりで、まったく逆効果です。
では、どうすればいいのか。
それは、「ずるいマネジメント」に転換することなのです!
このたび『ずるいマネジメント』という本を書きました。ここでは、そこで紹介しているマネジメント術の中から、部下との付き合い方について書いていこうと思います。
ずるい上司は、部下ごとに態度を変える
どの部下とも公平に接しなければいけない、と考えている方。それはまったく間違いです。先ほども触れた通り、同じ言われ方をしても、部下の受け止め方は様々です。たとえば、大きく分けて2通りの考え方があります。(1)関係重視型
人間関係を重視します。嫌われることが嫌で、「どうしましょうか?」と聞いてきます。こちらで指示して欲しいタイプです。
(2)課題動機型
課題そのものが行動の原理です。実力・実績・パフォーマンスを重視しますので、仕事については自分で進めたいと思っています。
仕事の任せ方についても、変わってきますね。関係重視型なら、事細かく説明しますし、課題動機型の場合は、「任せたよ」と任せてしまいます。さもないと、「うざったいな」と心の中で思っていますから…。
しかし、この2つのタイプ把握だけでは収まりきらない、困ったタイプもあります。それが「キレる、モンスター部下」です。
【次ページ】 頭のいいタイプがモンスター化すると…
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