• 2015/03/30 掲載

日立製作所、中国で「製造業向けグローバル調達ロジスティクスサービス」を開始

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日立製作所の中国現地法人は、4月1日付でスマートロジスティクスサービス事業推進部を設立し、中国において「製造業向けグローバル調達ロジスティクスサービス」の提供を開始する。日立グループのコスト構造改革「Hitachi Smart Transformation Project」で推進している「グローバル調達改革」や「グローバルロジスティクス改革」の基盤をベースに事業化した。
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日立が提供する製造業向けグローバル調達ロジスティクスサービスの概要図
 日立は、コスト構造改革「Hitachi Smart Transformation Project」において、「グローバル調達改革」や「グローバルロジスティクス改革」に取り組んでおり、日立ハイテクや日立物流などのノウハウを活用し調達業務の集約、共同保管、共同輸送を行うことで、調達や物流業務のコスト低減を図るスキームを構築し、グループ内での適用を進めていた。

 中国では、日立グループ約180社、約70の製造拠点が進出していることから、そのスケールメリットを生かし、2014年6月から適用を開始している。こうした経験・ノウハウを生かし、まずは中国において「製造業グローバル調達ロジスティクスサービス」を展開し、顧客のサプライチェーン改革に貢献していくという。

 日立中国は、まず中国での日系企業向けに「製造業向けグローバル調達ロジスティクスサービス」を提供する。4月1日付で新設するスマートロジスティクスサービス事業推進部には、日立のコンサルティング部門、IT部門に加え、日立ハイテクおよび日立物流の中国現地法人にある営業機能の一部を集約することで、専門ノウハウや経験を生かしながら営業活動を推進していく。

 顧客の現状分析、改善テーマの抽出、想定効果算定などの上流コンサルティングを行うとともに、日本側の営業・事業部組織と連携することで、グローバルに最適なソリューションサービスを提供する。

 なお、本サービスを中国における日立グループ会社の部品調達業務に一部先行適用した結果、10~20%の輸配送コスト削減効果が得られているという。

 日立では本サービスで、2018年度までに累計700億円の売上を目指す考え。

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