日本HPの新社長に、前SAS Japan社長の吉田 仁志氏が就任

　日本HPでは、2014年3月末に小出伸一氏が退任（その後、セールスフォース・ドットコムの会長兼CEOに就任）。その後、米HPでアジア太平洋を統括するジム・メリット氏が社長執行役員を兼任していた。

　吉田氏は、1983年に伊藤忠グループ事業会社へ入社、伊藤忠商事を経て一貫して同社グループの日米両地域における情報産業分野での業務拡大に従事。1995年米ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズへ入社し、1997年その日本法人であるケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズを開設し、代表取締役社長に就任していた。

　2001年に、ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ米本社と米ノベルが合併したことに伴い、ノベル代表取締役社長および米ノベル社上級副社長を兼任。

　2006年には、SAS Institute Japan 代表取締役社長に就任。 2011年より2014年までSAS Institute副社長 北アジア地域統括として、日本を含む韓国、中国、香港、台湾における事業責任者として経営に従事、SAS Institute Japan 代表取締役社長を兼務していた。

　米タフツ大学にてコンピュータ・サイエンスと音楽を専攻（Bachelor of Science）。 後に米スタンフォード大学大学院にてコンピュータ・サイエンス修士号（Master of Science）、米ハーバード大学ビジネススクールより経営修士号（Master of Business Administration）を取得している。

　吉田氏は、日本HPの企業運営全般と日本におけるエンタープライズ事業の責任者として、「New Style of IT（IT の新しい潮流）」の時代における競争力強化をもたらすソリューションの提供に取り組んでいくという。