- 2014/11/06 掲載
世界で最も革新的な企業、日本が米抜き最多の39社 Top100 グローバル・イノベーター
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今年もTop 100 グローバル・イノベーターの分析過程において、イノベーションへの投資がビジネス上の成功と密接に結びついていることが明らかとなった。過去の分析結果と同様、選出企業の時価総額加重平均売上高はS&P500企業の6.9%を大きく上回り、約2倍となる12.6%だった。
研究開発に対しても、Top 100 企業は継続して多額の投資を行っているという。NASDAQ上場企業の研究開発への増資率は前年比8.18%だったがTop 100企業は16.9%であり、NASDAQ上場企業の2倍近くとなった。
また今年の特筆すべき点として、日本企業の躍進があった。昨年の28社から39社に受賞企業数を大幅に伸ばし、過去連続して受賞企業数1位であった米国を抜き去った。
今回新たに加わったのは、アイシン精機、カシオ、ダイキン、デンソー、古河電気、花王、神戸製鋼所、コマツ、京セラ、リコー、住友ゴム工業、東京エレクトロン、ヤマハ。
トムソン・ロイター IP & Science ビジネスの代表取締役 長尾正樹氏は「2014年は日本企業の受賞数が世界最多となりました。日本企業は多数の独創的な発明を生み出しているだけでなく、知的財産で適切に保護しながらグローバル市場でのビジネスを効果的に展開しており、イノベーションの世界的なリーダーであることが証明されたと言えます。」とのコメントを発表している。
Top 100 グローバル・イノベーターは、4つの評価軸を基本としている。「特許数」、「成功率」、「特許ポートフォリオの世界的な広がり」(分析対象はいずれも過去5年間)と、「引用における特許の影響力」(分析対象は過去5年間)。
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