「MCFrame」は、日本の製造業を対象とした生産管理、販売管理、原価管理システム。多言語にも対応する。

　理想科学工業は、カラープリンタやデジタル印刷機などのプリント関連機器および関連消耗品の開発・製造・販売を行い、180以上の国や地域で製品の販売や技術サポートや消耗品の供給を行う。

　理想科学工業では、25年以上にわたるオフコンシステムの老朽化と合わせ、メンテナンスの属人化、業務拡大によるシステムの分散化、コスト増加（ハード・ソフト）等の課題があり、生産管理システムの再構築が必要になった。中長期的な生産体制の変化を見据え、追従できるシステム環境を構築するために、2011年5月新システムの構想を固め、「MCFrame XA 生産管理」と「MCFrame XA 原価管理」の採用を決定。国内の複数工場および海外の生産拠点を一元管理し、業務の共通化と標準化の実現を目的に2012年7月に国内2拠点（霞ヶ浦と宇部工場）に導入、2012年の10月には国内1拠点（筑波工場）と中国（シンセン工場）へ同時に導入し、2013年4月にはタイ（ロジャナ工場）へ導入、国内外5拠点への導入を完了した。

　なお、コベルコシステムが今回のパッケージ導入支援を行った。