- 2013/04/24 掲載
米レッドハットら3社、OpenStack上でのHadoop管理「Savanna」プロジェクト発表
OpenStackは、プライベート、パブリック、およびハイブリッド型のIaaS(Infrastructure as a Service)クラウドを構築して管理するためのフレームワークで、コンピュート、ストレージ、およびネットワーキング管理サービスを提供する各コアプロジェクトで開発が進められ、共通のIDサービスやダッシュボードが提供されている。
一方、Hadoopは、シンプルなプログラミングモデルを使用し、複数のコンピュータクラスタにわたって大規模データセットの分散処理を可能にする。
Savannaプロジェクトの目標は、OpenStackのユーザーが容易に伸縮性のあるHadoopクラスタのプロビジョニングや管理を行い、OpenStack上でコスト効率に優れたHadoop環境を迅速に開発・導入できるようにすることという。
Hortonworks、Mirantis、レッドハットの3社間の提携は、MirantisによってOpenStackのプロジェクトとして導入されたSavannaプロジェクトに対し、エンジニアリングリソースを提供することに焦点をあてたものとなる。
Savanna向けの重要な最初のステップは、Apache Ambariプロジェクトなど、Hadoopのプロビジョニングや管理のためのサードパーティ製フレームワークに統合ポイントを提供すること。
これにより、企業ユーザーがHadoopの各ディストリビューションを、OpenStackのAPIやダッシュボードを介して迅速にプロビジョニングすることができるという。
さらに、Hadoopのワークロード用に汎用のOpenStackインフラストラクチャから未使用のリソースを利用することが可能になる。
3社は、2013年6月26日にカリフォルニア州サンノゼで開催されるるHadoop Summitでこのテクノロジを紹介する予定。
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