• 2012/11/05 掲載

NEC、静岡県の東芝機械にM2Mソリューションを導入 工作機械の予防保守に

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日本電気(以下、NEC)は5日、製造業向けM2M活用ソリューション「CONNEXIVE(コネクシブ)」を、静岡県に本社を構える機械メーカー、東芝機械に提供すると発表した。東芝機械はM2Mを使って、自社製の工作機械などの製品の予防保守や部品・消耗品販売などのサービスを強化する。
 東芝機械が提供する新サービスは、工作機械などの稼動情報や障害情報、部品・消耗品の状態の情報などを、ネットワークを介してNECのM2Mソリューション「CONNEXIVE」のサービスプラットフォーム上へ収集し、分析することで、製品の保守作業の効率化や、顧客への予防保守提案、部品・消耗品の販売提案につなげるもの。東芝機械は今後、国内で新規納品する工作機械などの顧客に対し、同ソリューションを使ったサービスの提供を予定しているという。

関連記事:M2Mとは何か?機器同士が自律的に通信し、さまざまな制御・管理を実現するユビキタス社会実現のキーテクノロジー

 当サービスの導入により、東芝機械の顧客は、製品の休止のタイミングで計画的に予防保守作業を実施することや、部品・消耗品を適正時期に補充・交換することが可能になるという。

 また、東芝機械は、製品の稼働情報や障害情報を常時把握することで、迅速に障害発生を知ることができ、原因究明・障害復旧に結びつける。さらに、今後これらのデータを蓄積していくことで、故障等の原因の分析から、対応策へと結びつけることにつなげていくという。

 NECと東芝機械は、本サービス提供に向け、今後フィールドテストを行い、実用化に向けた検証を進めていく。また、サービス開始後は、段階的に対象機や地域を拡大していく予定という。

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