同調査によれば、売上高は313兆3,008億円で、前年同期比で1％減（前期比0.6％増）となった。製造業は震災による減少の反動で同5.0％増（同1.8％増）となった。一方で非製造業では、同3.4％減（同0％）だった。

　資本金別では、10億円以上は同3.8％増（同3.3％増）、1億円～10億円は同5.1％増（同6.4％増の一方で、1,000万円～1億円は8.2％減（同4.4％減）と、中小・零細企業の置かれている環境が依然として厳しいことが明らかになった。

　経常利益は12兆6,461億円で、同11.5％増（同9.3％増）となった。製造業では同2.7％増（同3.6％増）、非製造業では16.0％増（同11.8％増）となった。

　設備投資は8兆3,092億円で、同7.7％増（同3.3％増）だった。製造業では、鉄鋼、食料品などで減少したものの、金属製品、化学、生産用機械などで増加したことから、製造業全体では同14.7％増（同3.8％増）となった。非製造業では、建設業、卸売業､小売業などで減少したものの、情報通信業、運輸業､郵便業、電気業などで増加したことから、非製造業全体では3.9％増（同3.0％増）となった。


　なお、ソフトウェア投資額は7,827億円で、増加率は20.2％（同2.0％）となり、ソフトウェア投資額を除いた設備投資額は7兆5,265億円で、増加率は6.6％（同3.5％）となった。