クレオマーケティングは、パロマが、クレオマーケティングが提供する中堅・大手企業向け人事給与システムソリューション「ZeeM 人事給与」を導入したことを発表した。パロマは、独自の人事制度を継承しながら、国内グループ社員約2500名を支える人事給与業務基盤を刷新したという。

　パロマは、100年以上の歴史を持つガス器具メーカーで、社員数約15000名（国内グループ約2500名）を擁し、アメリカ・アジア・オセアニアなどの拠点と国内73拠点にわたる営業所のネットワークをもつ。このような組織を支える人材を活用するための独自の人事制度を整えているという。一方で、パロマの人事給与業務の現場では、汎用機による運用が行われており、「人事部門と情報システム部門の業務連携が欠かせず、作業日程が硬直化しがち」「独自の人事給与制度への対応に係る、保守・運用の高コスト体質」といった課題を抱えていた。

　そこで、パロマは、人事給与業務システムを、従来の汎用機からオープン系システムへと入れ替えを行い、2010年4月に、クレオマーケティングが提供する中堅・大手企業向け人事給与システムソリューション「ZeeM 人事給与」を導入した。このとき、独自の人事制度を継承して人事給与業務基盤を刷新した。導入効果としては、給与計算やマスタ変更など人事部門で業務が完結できるようになり機動性が向上した点と、汎用機の維持管理コストと情報システム部門の運用工数を削減できた点が挙げられている。