日立、会議や雑談のアイデアを自動で可視化・共有するシステムを提供

　本システムは、日々のコミュニケーションをイントラネット上に自動で表示し、メンバーが内容や進捗、コメントを加えることで、生まれたアイデアを知識として蓄積・共有するというもの。

　日立のコミュニケーション測定システム「ビジネス顕微鏡」を用いて、メンバーが一定時間以上対面していたコミュニケーションの実績を自動で抽出し、日時と参加者名を付与した上で、あらかじめ設定したメンバーにイントラネット上でリアルタイムに公開する。

　イントラネット上に表示されたコミュニケーションごとのコメント記入欄に、メンバーが内容や進捗、アイデアを自由に記載。その場で生まれたアイデアや意見を共有し、評価することで今後の業務に反映する。

　通常は議事録が作成されることなく見逃されがちなアイデアや雑談などの内容を、蓄積・共有することを通じて、知的財産やノウハウなどを考案する知識創造活動を支援するという。

　また、本システムは、議論がどのくらい活発であったかを示す活性度の表示やコスト（人件費）の算出、メンバーによる成果の自己評価も可能。

　あらかじめ登録しておいたプロジェクト名称などをインデックスとして付与しておけば、会議や打ち合わせの開催情報をもとにプロジェクトの進捗管理も可能となる。

　日立は、今回開発したシステムを、「ビジネス顕微鏡」を応用した組織改革ソリューション事業として提供していく考え。