- 2011/05/16 掲載
鳥取県、クラウドサービスのシステム基盤にシスコ、EMC、ヴイエムウェアによる仮想化・クラウド基盤プラットフォーム「Vblock」を導入
鳥取県は、業務の効率化、経費削減および県内IT産業の振興のために「鳥取県情報システム全体最適化計画」を検討。同計画の下、鳥取県内自治体向けに各種業務システムの構築やサポートを行っている鳥取県情報センターは、鳥取県のシステムをオープン化し仮想化技術を活用してサーバを集約することによって、業務効率の向上、コストの削減の実現を考えていた。その実現に向け鳥取県情報センターは、高いセキュリティと堅牢性の確保と共に、システム管理の一元化による職員の負担低減、将来のシステム統合やオープン化に対応できる拡張性を満たすクラウドタイプのソリューションを必要としていたという。同時に、鳥取県情報センター自身も、クラウドサービスによるビジネス拡大を検討していた。同社にとってクラウド基盤の構築は初めてのことであり、構築期間も限られていたため、短期間でクラウド サービスを開始するソリューションが要求されたという。
鳥取県情報センターのクラウドサービス基盤に採用された「Vblock Infrastructue Platforms」は、シスコシステムズのサーバ製品「Cisco UCS」、ネットワーク製品「Cisco Nexus」、「Cisco MDS」、EMCジャパンのユニファイドストレージ製品「EMC Celerra」、およびヴイエムウェアのソフトウェア製品「VMware vSphere」で構成されており、2011年3月現在、10台の物理サーバ上で86台の仮想マシンが稼働している。さらに2015年までには鳥取県の200以上のシステムがクラウド化され、県外へもサービス展開していく計画だ。鳥取県は、今回のクラウド化によって、エネルギー消費を90%削減できると試算している。
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