三城ホールディングスは、若年層の顧客を取り込むためスマートデバイスを活用した新たなアプリケーションや、コンテンツの開発を独自に行ってきた。今回、自分の顔写真やイラストとフレーム画像を組み合わせ、仮想的にメガネを試着できるアプリケーションを開発し、そのアプリケーションを展開する端末にiPadを採用したという。

　iPadの導入にあたっては、IIJの高速モバイルデータ通信サービス「IIJモバイル」とモバイルアクセスルータ「クティオ」を組み合わせ、iPad専用のインターネット環境を構築した。モバイルブロードバンドを利用することで、店舗に新規のネットワークを手軽に導入でき、店舗の移転や統廃合があった場合でも、容易にネットワークの再構築が可能になる。

　さらに、スマートデバイスを遠隔管理する「IIJ Smart Mobile Manager」を導入することで、端末を紛失した場合でも、遠隔からiPadのロックやデータの消去を可能にした。iPad経由の情報漏えいを未然に防ぎ、セキュアな店舗サービスを実現したとしている。