「イオンかざすクーポン」が富士通のクラウドサービスを採用　購買・利用履歴で付加価値サービス提供

　「イオンかざすクーポン」は、レジの専用端末におサイフケータイをかざすだけで割引クーポンなどを利用できるサービス。これにより、顧客1人1人の嗜好やニーズ、購買・利用履歴などに合わせて、付加価値を提供する基盤を整備していく。富士通のクラウドサービス「オンデマンドホスティングサービス」を用いて、2010年10月27日より、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県のジャスコなど47店舗で実施している。

　イオンマーケティングは、「イオンかざすクーポン」のICTインフラに富士通のクラウドサービスを採用することで、利用者の利用状況や新サービスの展開に応じて、インフラを柔軟に増強できる。これにより、利用者数や利用量の予測が難しい本サービスについても、あらかじめピーク時を考慮したICTリソースを整備することなく、コストをおさえてタイムリーにスタートさせることができたという。

　イオンマーケティングでは、今後、「イオンかざすクーポン」の利用状況を分析し、イオングループのサービスに顧客ニーズをきめ細かく取り込み、顧客1人1人のライフステージやライフスタイルに合わせた「One to Oneマーケティング」の強化を図り、展開エリアを順次拡大していくとしている。