- 2010/09/01 掲載
武田薬品、国内最大規模となる富士通の電子実験ノートシステムを導入し、紙での運用を廃止
同システムは、富士通がケンブリッジソフト・コーポレーションの電子実験ノートシステム「E-Notebook Enterprise」をベースに、完全電子化運用に対応する機能などを追加開発した、武田薬品の新薬研究基盤だ。従来、研究者が紙に記入していた実験計画や結果は、各自のパソコンから本システムに入力され、膨大なデータがナレッジとして蓄積される。研究者は、構造式やキーワードから関連する情報を検索・参照できるため、新薬の候補物質となる化合物の構造式などの詳細な実験データを各自の研究に応用しやすくなるという。また、過去に行われた類似する実験結果を事前に把握することにより、重複する実験を削減し、コストを抑えることが可能。その結果、合成研究部門全体として、創薬研究の高度化と効率化が期待できるとしている。
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