漏えい時の損害は個人情報よりも大きい? 機密情報を漏らさないためには、重要度に応じたラベリングが必須!
- ありがとうございます!
- いいね!した記事一覧をみる
重要度に応じた機密情報の選別を日常業務に組み込む
機密情報を守るために必要な施策は、大きく4つのステップに分けられる。まず、守るべき情報を定義する第1段階。次に、その定義に当てはまる情報を社内で選別する第2段階。続いて、選ばれた情報を守るためのルールづくりをする第3段階。そして、守るためのルールを実行する仕組みを作る第4段階だ。
このうち、守るべき文書の定義(第1段階)や守るためのルール作り(第3段階)は、多くの企業で進んでいる。また、機密情報を守るための仕組み(第4段階)についても、情報の持ち出しを強制的に禁止するものや、ネットワーク上への漏えいを防ぐものなど、多数のソリューションが提供されている。唯一、守るべきだと定義された情報を社内で選別する第2段階のステップだけが、仕組みとしてうまく機能していない企業が多いはずだ。実際、NRIセキュアが行なったアンケートによれば、機密文書の取り扱いルールはあるが運用できていない企業とルールがない企業を合わせると、全体の80%にも及ぶという。
このように、機密情報の選別がうまく機能しない最大の理由は、機密情報の選別に対する社内ルールが周知・徹底されておらず、さらに個々人の日常業務にしっかり組み込めていないからだろう。ビジネスの現場では、日々多くの文書が生み出される。その都度、ルールに則って機密度を判断し、適切に分類しなければならないが、その作業は個人任せだ。何らかのルールを作成しても、全員に同レベルで徹底させるのは難しい。
こうした情報選別徹底の一助となるのが、NRIセキュアが提供する「SecureCube / Labeling」だ。紙の文書に「マル秘」「社内限」とスタンプを押すのと同じ感覚で、ビジネス文書に機密度に応じたラベルを付与でき、それを全社員に徹底できる。さらにその機密情報の選別情報などを一元的に集約・管理し機密情報の管理台帳を作成したり、全社員のファイルへの操作ログを一元的に収集・管理できる。ほかに類を見ないアプローチによるセキュリティソリューションだ。