トヨタの発表によると、売上高は前期比7.7%減の18兆9,509億円、営業利益は1,475億円（前年4,619億円の赤字）、当期利益は2,094億円（同4,369億円赤字）となり、営業利益、当期利益ともに前年の大幅赤字から急回復した。会社の事前予測（営業利益200億円の赤字、当期利益800億円の黒字）も上回った。

全世界の自動車販売台数は、723万7000台（海外含む）と前年より33万台減少。日本は216万3000台で前年から21万8000台増加、レクサスブランドの販売シェアは48.2%、軽自動車を含む販売シェア（ダイハツ、日野ブランド含）は44.3%と、それぞれ過去最高を更新した。
一方、海外ではアジアで増加したものの北米（11万4880台減）、欧州（20万3564台減）は減少した。
利益の増加要因は、原価の改善効果が5,200億円、固定費削減が4,700億円、金融事業が2,700億円となった。

来期は、売上高19兆2,000億円、営業利益2,800億円、当期純利益3,100億円を見込む。なお為替レートは、1ドル90円、1ユーロ125円を前提としている。