- 2010/04/12 掲載
東京大学、学生7000人向け電子メール配信システムにメディアエクスチェンジ/フリービットの「MeX VDC ENTERPRISE-FARM」採用
メディアエクスチェンジとフリービットは、仮想データセンタソリューション「MeX VDC ENTERPRISE-FARM」が、東京大学において構築される電子メール高速一斉配信システムのプラットフォームとして採用されたことを発表した。
「MeX VDC ENTERPRISE-FARM」は、フリービットグループが提供する仮想化システムラインアップ「MeX VDC」における中規模/大規模システム向け仮想データセンタソリューション。運用には独自開発の「MeX Desktop Data Center」を用い、IPv6標準対応、二重化・冗長構成標準装備、ロードバランス機能、VPN接続、稼働中の仮想マシンのクローンコピー作成機能などが提供される。
今回、東京大学では、教養学部に在籍する約7000人の学生を対象に、電子メールで災害等の緊急告知を一斉配信するシステムを構築する予定。ただし、災害時等のみにしか利用されないシステムでは、学生がそもそもメールアドレスを登録しなかったり、アドレスを変更した際に再登録しなかったりといった理由で到達率が下がる懸念があることから、講義の補講・休講情報など学生にとって日常的に有益な情報の配信機能も合わせて装備されている。講義の補講・休講情報等は東京大学内においてすでに稼働中の学内情報管理システムから抽出を行い、「MeX VDC ENTERPRISE-FARM」上に新たに構築される電子メール高速一斉配信システムから自動的に送信される。
本システムでは災害等の緊急告知が本来の狙いであることから耐障害性の高さが求められており、「MeX VDC ENTERPRISE-FARM」では二重化・冗長構成標準装備によって対応する。また、緊急時の告知という観点から、本システムの要件として、携帯電話向け電子メール1万通を3分以内、それ以外のメール2万通を同じく3分以内にそれぞれ配信完了させることが求められており、「MeX VDC ENTERPRISE-FARM」ではこのメール配信時の瞬間的なトラフィック増大に対応可能なプラットフォームを提供するという。
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