• 2009/03/19 掲載

【マスコミ活用術(12回目)】写真を活用しよう

合同会社 関西商魂 代表 中森勇人

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テレビ番組や新聞報道をきっかけにブレイクした商品は数多い。「ルービックキューブ」や「たまごっち」など、枚挙に暇がない。とはいえ、マスコミが簡単に自社製品、サービスを取り上げてくれるかといえば、そうは問屋がおろさない。では、どうすれば良いのか?本連載では、その秘訣を紹介していく。
執筆:中森 勇人
 ブログをはじめ、テキストデータの補助として力を発揮するのがデジタルカメラや携帯電話のカメラで撮影した写真。最近は読者の文字離れが進み、写真が主役でオマケのように文書を付けるといった手法がよく用いられている。雑誌でもネットでもこの傾向は強く、読み手も随分と慣らされてきているようだ。特にネットの場合は写真だけでなく動画やアニメーションなども使われているので、文字の量がどんどん少なくなってきている。今後、写真の役割は益々大きくなっていくことだろう。

 写真を生かすために気になる画像を集めておくのも一手だ。風景からレストランのメニュー、街で見かけた面白い看板やモニュメントまで撮りためておく。もちろん自社商品や店舗の写真、接客中の風景なども撮影する。

 写真があれば、写真を元に記事を書いていくというネタ作りも可能になる。また、ブログなどで書くネタに困ったときに大変助かる。

 もう一つ、写真の効用としては現場で起こったこと、現物についての情報のリマインドとして使えること。「あれってなんて書いてあったっけ?」とか「値段はいくらだったっけ?」とか後で思い出すのに役立つ。

 他にも、自社製品やサービスのプレスリリースや記録用としても使える。製品の第一号機や試験器などの写真を撮影しておき、カタログやプレスリリースに載せると説得力のある、迫力のあるものに仕上がるわけだ。

デジタルカメラを持ち歩く

 家やマンションなどの場合、一度建ってしまった建物を更地の状態には戻せない。よく言われるのが「ああ、あの時に写真を撮っておけば良かった」というセリフ。世間を騒がせた耐震偽装事件も基礎工事のときに撮影した一枚の写真が動かぬ証拠となったのは記憶に新しいことである。

 私も決定的な瞬間を撮影した写真を持っている。それはサラリーマン時代に3ヶ月間押し込められたリストラ部屋の写真。リストラが終焉した後はパソコン置き場に改装されたが、テレビや雑誌でリストラ関連の取材を受けるときは必ずこの写真が使われた。今でも「日本で一番有名なリストラ部屋」と呼ばれている奇跡のショットである。

 このように普通の写真が貴重な一枚に変わることもあるわけだから、普段からデジカメを持ち歩き、写真を撮るクセをつけておこう。普段見落としがちな社内の何気ない風景や工場の製造風景など。ちょっとしたショットが後々役に立つかも知れないのである。

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